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「パリ五輪への夢も消滅か」資格停止中の孫楊に“重大な違反”疑惑が浮上したと英紙がすっぱ抜き!

THE DIGEST編集部

2021.12.19

ふたたび周辺が風雲急を告げている孫楊。はたしていかなる展開を見せるのか。(C)Getty Images

ふたたび周辺が風雲急を告げている孫楊。はたしていかなる展開を見せるのか。(C)Getty Images

 まさに急転直下の展開だ。夏季五輪で3つの金メダルに輝く中国競泳界のスーパースター、孫楊に新たな疑惑が浮上した。

 今年6月、ドーピング検査を妨害・拒否したとして、長きに渡る審理の末に「4年3か月」の資格停止処分を受けた30歳。中国メディアの取材に対して涙ながらに再起を誓い、3年後のパリ五輪へのチャレンジを公然と明かしていた。

 ところが現地12月18日、中国国内で活動を再開させた孫楊が重大な規定違反を犯しているのではないかと、英紙『The Times』がスクープを発表したのだ。

 情報ソースは、内部告発者による複数の画像。それは孫楊が秘密裏に行なっているトレーニングの様子を映し出したもので、プールやジムで精力的に取り組む姿が紹介されている。問題は、その施設にあった。同紙によるとそこは孫楊の故郷からほど近い浙江省・安吉県にある青少年スポーツセンター。中国政府が出資・運営している公共施設で、これまでにも数多のエリートアスリートを輩出してきたスポーツ総合施設だという。

 WADA(世界アンチ・ドーピング機構)が定めるところでは、ドーピングによる資格停止中の孫楊は2024年初頭まで、国が運営する施設での練習や、中国競泳連盟所属の他の選手との合同練習、さらには同連盟の指導者からの指導を受けることなどが禁止されている。これらのいずれかのルールに、今回の孫楊が抵触しているのでないかと指摘されたのだ。

 さっそく『The Times』紙はWADAのスポ-クスマンを直撃。「とても重大な出来事だと捉えている。国際競泳連盟とともに調査をはじめたところだ」とのコメントを引き出し、国際競泳連盟からも「孫楊自身から話を聞く必要があるだろう」との回答があった。一方で中国競泳連盟からは、同紙の質問に対する答えはまだ得られていないようだ。
 
 もし違反行為が確定すれば、「4年3か月」の裁定は大幅に延長される公算が高く、パリ五輪でのリベンジを期す孫楊の夢も消滅する結果になる。はたして今後、事態はどのような展開を見せるのだろうか。

 ちなみに孫楊がトレーニングをする施設の壁には、中国語で「人生を美しくするために努力せよ!」との横断幕が掲出されていたという。孫楊本人は中国版ツイッターのウェイボーで、帰省中の楽しげな様子や件のスポーツセンターで子どもたちと交流する様子などを紹介している。

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