格闘技・プロレス

EVIL率いるH.o.Tの暴挙が止まらない!ヤングライオンも容赦なくをベルトで殴打「あんなアコギな連中にオレらは負けねえんだ」

THE DIGEST編集部

2021.12.22

石井をリング外で叩きのめすEVILと東郷。彼らの傍若無人な振る舞いを止められるチームは現れるのか。(C)新日本プロレス

 12月21日、新日本プロレスは『Road to TOKYO DOME』と銘打った後楽園ホール4連戦の初日を開催した。

 今シリーズは年明けの1月4日、5日に東京ドームで行なわれる『レッスルキングダム16 in 東京ドーム』の前哨戦となるのだが、その第3試合では石井智宏&YOH&大岩陵平とEVIL&SHO&高橋裕二郎が6人タッグで対決。1.4&1.5東京ドームと連日にわたり激突するCHAOSとバレットクラブの極悪ユニット「HOUSE OF TORTUR」(H.o.T)が、激しくやり合った。

 容赦のない攻撃を見せたH.o.Tは、ヤングライオンの大谷に裕二郎がラリアットからフィッシャーマンズバスターを決めると、あえてカウント2で起こし、EVILが石井の持っているNEVERシングルのベルトを持って助走をしながら殴打。すかさず裕二郎がカバーして3カウントをもぎ取った。

 試合後も場外でディック東郷が石井を捕らえると、EVILはベルトを踏みつける暴挙。さらに石井にもストンピングを叩き込んで、リングにベルトを投げ入れたEVILは、リング上で「これは俺のものになる! 分かったか!」と石井を挑発した。

 当然、石井は怒り心頭だ。バックステージで「オメエの法律ではあれはありだよな? ああん? そんなにこれ(NEVERのベルト)が欲しいのか? 前回、オメエら総出でやっとオレに勝てたんだ。このまま勝ち逃げしたほうが利口だぞ。オメエのねえ頭でよく考えとけ、この野郎」とEVILへの宣戦布告を口にした。
 
 一方、EVILとともにしてやったりのSHOはニヤニヤしながら「どういたしまして。あの両国のことでしょ? お礼はいいよ。礼はいらない」と語ったうえで、古巣CHAOSへの挑発を口にした。

「でも、オレの邪魔しやがったな。CHAOSの連中はよ、試合の邪魔するなんて、レスラーとしてあるまじき所業だよ。ふざけんな。あんなアコギな連中にオレらは負けねえんだ。それからYOH、あとちょっとだ、オマエも。いい年末年始を過ごさせてやりたいけど、あと3連戦あるだろ? そこでもう終わらせてやろうか? 楽しもうか? どっちにしろオマエは終わりなんだよ。オレが終わらせてやる」

 そして東郷を伴って現われたEVILは持参したイスに座ると「石井、オメエの役割はよ、ベルトを日本まで持って帰ってくることで終わってんだよ、バカ野郎」と宣言。「せいぜい残りのチャンピオン生活、楽しんどけよ。ベルト、しっかり磨いとけよ。よく覚えておけ」と叫んでから控室へ消えていった。

 H.o.Tの手加減を一切しない極悪スタイルをCHAOSは止められるのだろうか。東京ドームまで勢いを継続させると、H.o.TがNEVERを独占する可能性が高くなるのは言うまでもない。

◆新日本プロレス◆
『Road to TOKYO DOME』
2021年12月21日
東京・後楽園ホール
観衆 435人
▼6人タッグマッチ(20分1本勝負)
石井智宏&YOH&●大岩陵平(9分45秒 体固め)EVIL&SHO&高橋裕二郎○
※EVILがNEVER無差別級王座のベルトで殴打。

文●どら増田