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格闘技・プロレス

“お馴染み”の卑劣攻撃で撃退。元後輩にも容赦なかったSHOは「いいことしたあとは気分いいね」と満面笑顔【新日本】

どら増田

2021.11.30

闇から救い出そうとするワト(左)を尻目に、SHOはこの日もダーティーファイトを展開した。(C)新日本プロレス

闇から救い出そうとするワト(左)を尻目に、SHOはこの日もダーティーファイトを展開した。(C)新日本プロレス

 11月29日、新日本プロレスは、『ワールドタッグリーグ2021&ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.28』を後楽園ホールで開催。『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.28』公式戦が組まれたこの日は、第5試合でマスター・ワト(2勝4敗)とSHO(5勝1敗)が公式戦で対決した。

 かつての先輩に対して試合開始前から気合い十分のワトは、得意の打撃をベースとした攻撃を展開。闇堕ちしたSHOに「目を覚ませ!」と投げかけ、必殺のラ・メセドーラも炸裂させる。しかし、これをSHOがレフェリーを巻き添えにし、3カウントは幻となる。

 これで形成を逆転した最後はSHOがバックブローからのレンチ攻撃でワトを撃墜。さらにスネークバイトで相手を捕獲すると、意識を取り戻したレフェリーが試合を止めた。

 もはやお馴染みとなったダーティーファイトで6勝目を上げ、単独首位となっているSHO。バックステージでもニヤニヤとした表情を浮かべながら「この前の“悪”に続いて、今日もまた1人、俺の死体コレクションが……」と言うと両手を振り、「いや、どういたしまして! そんな礼には及びませんよ」と上機嫌に話した。

「いいことしたあとは気分いいね。メチャクチャ気分いいよ。俺は気分いいけど、マスター、いま疲れてるでしょ? メチャメチャ疲れてるはず。身体じゃねえ、(自分の胸を指して)ここだ。俺はな、お前のエネルギーをずーっと、チューチューチューチュー吸ってやってたんだよ。お前のように若くて、純粋で野心溢れる男っていうのは、エネルギーの吸い取りがいがある」
 
 さらに「お前のエネルギーと俺のエネルギーが反比例していく様子は最高に快感だったよ」と不敵な笑みを浮かべたSHO。一方のワトはヤングライオン2人に肩を貸してもらいながら登場すると「終わったのか……。なんだ、この曲が流れているということはアレか? レンチか? 思い出してきたよ。使ったな、お前」とかつての先輩の変貌ぶりに怒りを滲ませた。

「わかった。そういうことしたんだ……。俺はお前を許さねぇよ。あんなにやっても伝わんないか!? あんなにやっても目覚まさねえか!? 覚まさねえのか、目を……チクショウ!もう SHO さんなんて呼ばねえよ。SHO、お前は SHO だ! (立ち上がりながら)新日ジュニア、そして『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr』を潰したお前を、俺は絶対に許さねぇ!こんなことしたお前を許すわけがない! お前だけは絶対に許さないからな!」

 試合を重ねるごとにダーティーぶりが増していくSHO。この勢いはどこまで続くのだろうか。

◆新日本プロレス◆
『ワールドタッグリーグ2021&ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.28』
2021年11月29日
東京・後楽園ホール
観衆 634人
▼『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.28』公式戦(30分1本勝負)
●マスター・ワト【4点】(13分02秒 レフェリーストップ)SHO【12点】○
※スネークバイト

文●どら増田

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