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羽生結弦の4回転半ジャンプ挑戦は欧州でも話題に!歴史的瞬間は訪れに熱視線「史上初をやってのける」

THE DIGEST編集部

2021.12.24

4回転半ジャンプに果敢に挑んだ羽生。運命の瞬間は26日だ。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 フィギュアスケート界のプリンスの歴史的瞬間は訪れるのか――。

 全日本選手権が12月23日、さいたまスーパーアリーナにて開幕。初日の公式練習に臨んだ男子シングルの五輪連覇王者である羽生結弦が、かねてより目標として掲げていたクワドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑んだ。

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 11月に右足関節靱帯を損傷し、グランプリ(GP)シリーズ2戦を欠場した27歳は、8か月ぶりの実戦もお構いなしの様子。フリースケーティング(FS)で前人未到のジャンプを入れると公言し、リンクの感触を確かめるようにこの日はチャレンジ。いずれもクリーンな着氷とはならなかったものの(両足着氷2回、一度は片足で着氷も回転不足)、本番へ向け成功のイメージを高めたようだ。
 
 怪我明けとは思えない大胆なチャレンジは、欧州を中心に世界でも話題沸騰している。欧州衛星放送局のロシア版『Eurosport.ru』は、「ユヅル・ハニュウはフリースケーティング(FS)で史上初のクワドアクセルをやってのけるようだ。練習では、クリーンな着氷ではないが3回成功していた」と報じた。

 また、オランダメディア『Nieuws.nl』は、「五輪連覇王者のユヅル・ハニュウは足首の怪我にもかかわらず、タイトルを守り、北京五輪への計画を立てている」と伝え、「タイトル戦に先立ち水曜日の練習は欠席も、木曜日の公式練習では特異のジャンプを実施した」と綴っている。

 果たして日本の至宝は、偉業を成し遂げるだろうか。まずは24日にショートプログラム(SP)、そして運命のFSは26日に行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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