格闘技・プロレス

那須川天心vs武尊が電撃決定! 来年6月の対戦でついに歴史が動く「時間がかかった。お互いに夢のある勝負にしたい」

THE DIGEST編集部

2021.12.24

タイムリミットが迫っていたなかで対戦が正式に決定した那須川(左)と武尊(右)。ファン待望の一戦がようやく披露される。写真:THE DIGEST

 ついに世紀のマッチアップが実現する。12月24日、東京都内で武尊と那須川天心が揃って記者会見を行ない、2022年6月に体重58キロのキックボクシングルールで対戦すると発表した。

 クリスマスイブに格闘技ファンもたらされたプレゼントだ。2015年にキックボクシングRISE世界フェザー級王者である那須川が武尊に対戦を呼びかけて以来、話題性が膨らんでいったドリームマッチだが、その後、両陣営ともに交渉を進展させられずに、一部では実現しないのではないかと囁かれてきた。

  そうしたなかで、歴史が動いた。会見に出席したRIZINの榊原信行CEOは、「ついにこの日が来ました。この二人が2022年6月に闘うことが正式に決まりました」とコメント。さらに今回の合意の舞台裏については「両陣営が気持ちよく、すべての問題をクリアさせた。日本の格闘技史においてもここまでファンに実現してほしいと望まれたカードは見たことがない」と期待に胸を膨らませた。
 
 K-1の天才戦士との対戦について那須川は「ファンの皆さんに最高のクリスマスプレゼントを渡せたんじゃないかなと思う。僕もずっと昔からやりたかった試合」と声を弾ませる。一方で武尊も日本格闘界が誇る"神童"について「やっとできる」と語ったうえで、次のように心境を打ち明けた。

「この試合は5、6年前から対戦が望まれてきたと思う。でも、色々あって実現できずにお互いに苦しい想いしてきた。この試合は中立なリングで実現させるために、時間がかかった。お互いに夢のある勝負にしたい。ファンやK-1いろんな人の気持ちを背負って、僕はこの試合に必ず勝ちます」

 那須川が来年のボクシング転向を公言し、タイムリミットが少なかったなかで電撃決定したカリスマ同士のマッチアップ。開催日こそ半年後だが、師走に届いたこの一報は格闘界を大いに盛り上げるサプライズと言えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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