12月24日、さいたまスーパーアリーナで行なわれているフィギュアスケートの全日本選手権が２日目を迎えた。

　午前中には明日に予定されている男子ショートプログラム（SP）の公式練習が実施された。第４グループの24番滑走で登場する羽生結弦も参加し、新プログラム『序奏とロンド・カプリチオーソ』を報道陣の前で初披露した。

　23日のオンライン会見でピアニストの清塚信也氏に編曲を依頼したと明かしたピアノバージョンは、序盤はゆっくりと穏やかな演奏に始まり、1分過ぎから少しずつテンポが変わり、終盤にかけては畳みかけるような激しい曲調に変化していく。

【PHOTO】靱帯損傷から復活！公式練習で4回転半に挑戦した羽生結弦を特集！ 　演技構成は、冒頭に４回転サルコー、４回転トゥループ＋３回転トゥループ、フライングキャメルスピンを挟んでトリプルアクセル、チェンジフットシットスピン、ステップシークエンス、チェンジフットコンビネーションスピン。当日練習では、入念に４回転ジャンプ、身体を上下に大きく動かすステップなどを確認。ジャンプは一通りクリーンに着氷している。

　羽生の競技開始予定時間は19時42分から。練習では競技用の衣装は着用しなかった。４月16日の国別対抗戦以来の公式戦での演技で、装いも新たに新SPプログラムがお披露目されそうだ。

取材・文●熊 介子（THE DIGEST編集部）

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