12月24日、さいたまスーパーアリーナで開催されている全日本フィギュアスケート選手権が2日目を迎え、男子のショートプログラム(SP)が行なわれた。
首位に立ったのは、新プログラムを披露し、111・31点を打ち出した羽生結弦だ。五輪連覇という偉業を成し遂げたフィギュアスケーターが、次に本人いわく「羽生結弦っぽい表現」として選んだ曲は、ピアノで演奏された『序奏とロンド・カプリチオーソ』だった。
編曲を担当したのはピアニストの清塚信也氏。羽生は囲み会見の際、「昨シーズンの苦しいときに力をいただいた方にお願いすれば、もっと自分が気持ちよく、気持ちを込めて滑ることができるんじゃないかと思った」と依頼し、編曲してもらったと明かしている。
【全日本フィギュアPHOTO】羽生結弦の情感溢れる初SP!「音楽の解釈」で審判9人中8人が満点評価
そしてこの日、252日ぶりに実戦に臨んだ27歳のフィギュアスケーターは、同曲をテーマにしたプログラムを見事に滑り切った。111・31点をマークし、堂々の首位。その様子を、清塚氏も見守っていたようだ。
当の清塚氏は、心境を自身のTwitterに綴っている。
「ピアノアレンジをしている時点で、氷上の演技を想像し、涙が出ました。サン=サーンスは天才すぎて孤独を歩んだ音楽家。羽生結弦 選手というヒーローを、その背負っている人々への真心を間近で見ると、誰も歩んだことのない”道”が見えました。今回のロンカプは、そんな表現をしたつもりです」(原文ママ)
さらに、「何かを鑑賞して、初めて、子供の頃のように純粋に涙が出ました。心より感謝と敬意を」(原文ママ)と、選手にリスペクトを表している。
構成●THE DIGEST編集部
【全日本フィギュアPHOTO】トップ3に食らいつく! 山本草太、三浦佳生、三宅星南、友野一希、佐藤駿、島田高志郎、田中刑事ら男子SPでの勇姿を紹介
首位に立ったのは、新プログラムを披露し、111・31点を打ち出した羽生結弦だ。五輪連覇という偉業を成し遂げたフィギュアスケーターが、次に本人いわく「羽生結弦っぽい表現」として選んだ曲は、ピアノで演奏された『序奏とロンド・カプリチオーソ』だった。
編曲を担当したのはピアニストの清塚信也氏。羽生は囲み会見の際、「昨シーズンの苦しいときに力をいただいた方にお願いすれば、もっと自分が気持ちよく、気持ちを込めて滑ることができるんじゃないかと思った」と依頼し、編曲してもらったと明かしている。
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そしてこの日、252日ぶりに実戦に臨んだ27歳のフィギュアスケーターは、同曲をテーマにしたプログラムを見事に滑り切った。111・31点をマークし、堂々の首位。その様子を、清塚氏も見守っていたようだ。
当の清塚氏は、心境を自身のTwitterに綴っている。
「ピアノアレンジをしている時点で、氷上の演技を想像し、涙が出ました。サン=サーンスは天才すぎて孤独を歩んだ音楽家。羽生結弦 選手というヒーローを、その背負っている人々への真心を間近で見ると、誰も歩んだことのない”道”が見えました。今回のロンカプは、そんな表現をしたつもりです」(原文ママ)
さらに、「何かを鑑賞して、初めて、子供の頃のように純粋に涙が出ました。心より感謝と敬意を」(原文ママ)と、選手にリスペクトを表している。
構成●THE DIGEST編集部
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