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フィギュア

羽生結弦のクワドアクセルに米メディアも熱視線!「注目は東半球に集中している」

THE DIGEST編集部

2021.12.25

羽生の今シーズン初の公式戦SPは111・31点。男子シングルのトップに立った。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

羽生の今シーズン初の公式戦SPは111・31点。男子シングルのトップに立った。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 今週に行なわれている2つのフィギュアスケート大会が世界中の注目を浴びている。

 一つ目は12月23日よりロシアのサンクトペテルブルクで開催された、ロシア国内最高峰を決める「ロシアフィギュアスケート選手権2022」だ。

 今年のGPシリーズ第6戦ロシア大会で、世界最高得点を更新したカミラ・ワリエワのほか、イタリア・フランス大会を制したアンナ・シェルバコワ、カナダ・ロシア大会2位のエリザベータ・トゥクタミシェワらがしのぎを削っている。

 現在のフィギュアスケート女子世界ランキング上位5人のうち4人がロシア勢で、ロシア以外では唯一、坂本香織(シスメックス)が4位にランクインしている。2月に始まる北京五輪ではロシア女子勢がメダルの表彰台を独占する可能性もありえる。

 そして、二つ目の注目大会はさいたまスーパーアリーナで23日により開幕している北京五輪代表選考会を兼ねた全日本フィギュアスケート選手権だ。

 初日の23日は女子ショートプログラムが行なわれ、坂本花織が79・23点で首位に立った。2位は74.66で樋口新葉(明治大学)、そして3位には74.27で河辺愛菜(木下アカデミー)がつけている。

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 男子の目玉は2大会連続の五輪金メダリスト、羽生結弦である。11月に右足関節靱帯を損傷した影響で 8か月ぶりの実戦となるが、クワドアクセル(4回転半ジャンプ)への挑戦を宣言している羽生は海外メディアからも熱視線が注がれている。

 羽生は23日の公式練習でクワドアクセルに果敢に挑んだ。まだ回転不足で、着氷もバランスを崩したが、前人未踏の挑戦は大いに会場を沸かせた。

 最強のロシア女子勢、そして成功すれば人類初となる羽生のジャンプが注目されているフィギュアースケート界を米メディア『AP News』は「フィギュアスケートの注目は東半球に集中している」と述べている。
 
 26日に行なわれる男子フリースケーティングで羽生のクワドアクセルは見られるのか、そして北京五輪の選考会の行方はどうなるのか。見どころ満載の全日本選手権から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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