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史上初の快挙なるか!?4Aに挑む羽生結弦をトゥルソワが尊敬の眼差し「より強くなろうとしている姿勢が好き」

THE DIGEST編集部

2021.12.25

SPで首位発進を決めた羽生(左)はFSでは大技に挑戦する。これにトゥルソワ(右)がコメントした。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)/Getty Images

 羽生結弦の4回転半ジャンプ(クワドアクセル)への挑戦は、多方面からの注目が集まっている。

 12月23日から始まっているフィギュアスケートの全日本選手権。22日には大会中継局のフジテレビの取材で「とりあえず4A(4回転半ジャンプ)込みでフリーやるつもりです」と実施を明言。その言葉通り、初日の練習では観客が見守るなか感覚を確かめるように取り組んだのだ。

 この日は、いずれもクリーンな着氷とはならなかったが(両足着氷2回、一度は片足で着氷も回転不足)、果敢に挑む姿勢には、たちまち海外のファンや関係者もが熱視線を注いだ。ロシアのラジオ局『Sport24』によれば、4回転5本を入れる男子顔負けの構成で滑るアレクサンドラ・トゥルソワは、日本のプリンスのジャンプをこう評した。
 
「もちろん、彼のアクセルは見ました。チャレンジして、決めているのがとてもクール。これまで多くの成功をしているのに、より強くなろうとしている姿勢が好きだわ」

 ショートプログラム(SP)では圧巻の演技で、国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、今季世界最高に相当する111.31点で首位に立った27歳。全世界が注目するなか、前人未到の大技の成功なるか? 運命の大一番は26日だ。

構成●THE DIGEST編集部

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