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「これからも練習頑張ります!」羽生結弦が “世界初”のクワドアクセルを試合で披露! 脅威の320点超えで堂々優勝【全日本フィギュア】

THE DIGEST編集部

2021.12.26

クワドアクセルをお目見えした羽生。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

 12月26日、さいたまスーパーアリーナで開催されているフィギュアスケートの全日本選手権が4日目を迎え、男子シングルのフリースケーティング(FS)が行なわれた。

 男子ショートプログラム(SP)で新プログラム『序奏とロンド・カプリチオーソ』を披露し、111・31点でトップに立った羽生結弦は、第4グループの最終滑走で登場。曲は昨シーズンと同じ『天と地と』を選択し、かねてから挑戦を続けている4回転半ジャンプ(クワドアクセル)を組み込んで挑んだ。
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 そして冒頭の4A、羽生は飛び上がって回転したが、両足で着氷。ジャッジではダウングレード判定となった。しかし転倒はせず、あくまでプログラムの流れを壊すことはなかった。

 その後は4回転サルコー、トリプルアクセル+2回転トゥループ、3回転ループと続き、フライングチェンジフットコンビネーションスピン、ステップシークエンスを挟んで後半から4回転+3回転トゥループ、4回転トゥループ+オイラー+3回転サルコー、トリプルアクセルを成功させFS221・05点を獲得し、総合322・36点で優勝を決めた。

 キス&クライでは自身のバナータオルを手に、「支えになりました!」とファンにメッセージ。そして「これからも練習頑張ります!」と笑顔も見られた。

構成●THE DIGEST編集部

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