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フィギュア

4Aを披露した羽生結弦が全日本6度目の優勝、北京五輪内定! 宇野昌磨が2位、鍵山優真が3位に【全日本フィギュア】

THE DIGEST編集部

2021.12.26

(左から)宇野、羽生、鍵山。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

(左から)宇野、羽生、鍵山。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

 12月26日、さいたまスーパーアリーナで開催されているフィギュアスケートの全日本選手権が4日目を迎え、男子シングルのフリースケーティング(FS)が行なわれた。

 男子SPで新プログラム『序奏とロンド・カプリチオーソ』を披露し、111・31点でトップに立ったのは羽生結弦だった。フリーは昨シーズンと同じ『天と地と』を選択し、かねてから挑戦を続けている4回転半ジャンプ(クワドアクセル)を組み込んで挑んだ。

 最終滑走に登場した27歳のスケーターは、冒頭に4Aを飛んだ。両足着氷で判定はアンダーグレート判定がついた。しかし、その後の4回転サルコー、トリプルアクセル+2回転トゥループ、3回転ループ、後半から4回転+3回転トゥループ、4回転トゥループ+オイラー+3回転サルコー、トリプルアクセルを降り、FS211・05点、総合322・36点で優勝した。
【PHOTO】新SPを入念にチェック!公式練習に臨んだ羽生結弦の姿を一気見せ
 また、SPを101・88点でまとめ、2位につけた宇野昌磨は、フリーで4回転ジャンプを5本組み込む構成で挑んだ。曲は『ボレロ』で、最終グループの23番滑走で登場した。

 冒頭に4回転ループ、4回転サルコー、4回転+3回転トゥループ、トリプルアクセル、後半に4回転フリップ、4回転+2回転トゥループ、トリプルアクセル+オイラー+3回転フリップというジャンプ構成だ。FS197・26点、総合295・82点で2位につけた。
【全日本フィギュアPHOTO】宇野昌磨がSPに向けて入念なジャンプチェック。ランビエールコーチが見守るなか、果敢に挑戦
 
 また、SPは95・15点で3位の鍵山は、フリーで4回転サルコー、3回転ルッツ、4回転+3回転トゥループ、トリプルアクセル+オイラー+2回転サルコー、後半に4回転トゥループ、3回転フリップ+ループ、トリプルアクセルを降り、ほぼノーミスの圧巻演技を披露。今シーズンのグランプリ(GP)シリーズを2度制した17歳が『グラディエーター』で舞い、FS197・26点、総合292・41点で3位でフィニッシュした。

 また、SP4位には、三浦佳生(SP92・81点)が入った。4回転ループは両足着氷となったが、4回転サルコー、4回転トゥループを降り、トリプルアクセル+3回転フリップ、後半に4回転+3回転トゥループ、トリプルアクセル、3回転ルッツ+オイラー+2回転トゥループを成功。予定構成が崩れながらも見事なリカバリで挽回し、FS183・35点を獲得。総合276・16点で6位に入った。

 優勝者は北京五輪への派遣が内定する。羽生以外の残りの2名も含め、正式な代表メンバーはこの後発表される。

構成●THE DIGEST編集部

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