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フィギュア

4回転半ジャンプ成功に否定的だったロシアの名将も認めた!羽生結弦の挑戦で「4Aの世界への窓を開いた」

THE DIGEST編集部

2021.12.27

2年連続6度目の優勝を飾った羽生の大技挑戦には、ロシアの名将も注目したようだ。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

2年連続6度目の優勝を飾った羽生の大技挑戦には、ロシアの名将も注目したようだ。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

 五輪3連覇へ向け、大きな一歩を踏み出した羽生結弦。

 12月26日、フィギュアスケート『全日本選手権』の最終日。男子シングルのフリースケーティング(FS)で日本の大エースは、4回転半ジャンプ(クワドアクセル)に挑戦した。大会前の取材で跳ぶことを明言していたプリンスを、世界中のファンや関係者も見守ったようだ。

『天と地と』の曲に乗せた27歳は、冒頭のジャンプでその大技をもってきた。慎重に飛び上がるも、惜しくも両足着氷に。ジャッジではダウングレード判定が下され、得点はトリプルアクセルの基礎点(8.00点)から減点となった。それでも他のジャンプやステップなどは完璧にこなし、総合322・36点で2年連続6度目の優勝を飾った。
 
 アレクセイ・ヤグディンやエフゲニー・プルシェンコなど多くの選手を育てあげた名将、アレクセイ・ミーシン氏は大会前には「現在の人間の身体能力レベルでは、私の生涯の中では誰もクワドアクセルを成功させることは出来ないと思う」と露メディア『Sports.ru』で明かしていたが、この挑戦で考えを改めたようだ。

「ジャンプは正確には行なえなかったが、今回のユヅルの挑戦でクワドアクセルの世界への窓を開いた」

 来年2月の北京五輪代表に選出された羽生。果たして夢の大舞台で、成功なるだろうか。今後の動向に世界も注目する。

構成●THE DIGEST編集部

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