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ゴルフ

「今年、最も上品なジェスチャーだった」松山英樹のマスターズ制覇を仏紙が「最も印象的な瞬間」に選出!キャディのお辞儀にも称賛

THE DIGEST編集部

2021.12.28

マスターズを制した松山(右)と、その偉業を支えた早藤キャディの所作にも賛辞が贈られた。(C)Getty Images

マスターズを制した松山(右)と、その偉業を支えた早藤キャディの所作にも賛辞が贈られた。(C)Getty Images

 2021年、松山英樹が成し遂げた歴史的偉業、マスターズトーナメント優勝は今なお、記憶に新しい。

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 戦いを終えた後での鮮やかなグリーンジャケットを纏った姿は、世界中のゴルフファンの脳裏に焼き付いている。

 仏紙『L‘Equipe』では、「2021年の最も印象的な瞬間」として世界のゴルフシーンを振り返る特集記事を掲載、特に目覚ましい活躍を見せたゴルファーにフォーカスし、今年のハイライトとして報じている。

 記事では、アメリカ人として初めてレース・トゥ・ドバイを制したコリン・モリカワ、ラコステ・レディース・オープン・ド・フランスやショップライト・クラシックで勝利したセリーヌ・ブティエ、世界マッチプレー選手権で番狂わせを起こしたアントワン・ロズナー等とともに、日本の松山英樹も名を連ねている。

 今年4月8日から11日にかけて行なわれたマスターズトーナメントで、日本人およびアジア人として初優勝を飾った松山。初出場から10年目でのマスターズ制覇という快挙は、日本のみならず世界のゴルフファンの胸を打った。
 
 同メディアは「毎年、マスターズの優勝者は、この『シーズン中の最も印象的な瞬間』ランキングに登場する可能性が高い」として大会制覇の価値を評し、続けて「しかし、4月のオーガスタでのヒデキ・マツヤマの活躍は、まったく別のトーンで響いてくる。29歳で日本人初のグランドスラム優勝を果たし、生きる鬼神のような存在になったからだ」と感嘆した。

 他にも「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブでの運命のラスト9ホールを前に、彼は5打のリードを築いたものの、18番スタートをわずか2打差で迎えていた」と、当時の戦いぶりを綴った。

 また、記事では松山のプレー以外にも、「何よりも、彼のキャディが、最後のパットを決めるとすぐに、フェアウェイの方を向いて敬意を表し、オーガスタのレイアウトに一礼を行なった」と、ウイニングパット直後のシーンにも触れている。その上で「間違いなく、今年見た中で最も上品なジェスチャーだった」と、松山の活躍と同様、キャディを務めた早藤将太の所作へも賛辞も述べている。

 今シーズンのいくつものハイライトの中で、一際、輝きを放つ松山英樹の快挙。しかし、今回の記事は、個人の力だけで栄光の瞬間を迎えたわけではなかったことを伝えている。伝統の舞台を彩ったもう一つの「偉業」にも心から拍手を送りたい。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】優勝直後に早藤キャディが見せた実際のお辞儀シーン!
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