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フィギュア

「次はチェンとのタイトル防衛戦だ」仏メディアが羽生結弦を絶賛!全日本制覇に「圧倒的な強さを披露した」

THE DIGEST編集部

2021.12.30

ハイレベルな演技で観衆を魅了した羽生。クワドアクセルの成功に向けて、今後も調整を重ねる。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

ハイレベルな演技で観衆を魅了した羽生。クワドアクセルの成功に向けて、今後も調整を重ねる。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

 全日本フィギュアスケート選手権の男子シングルで2年連続6度目の優勝を飾り、北京五輪が決定した羽生結弦。12月26日のフリースケーティング(FS)では、昨シーズンと同じ『天と地と』を選択し、かねてから挑戦を続けているクワドアクセルに挑んだ。

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 冒頭に組み込んだクワドアクセル、今回は両足着氷のダウングレード判定となったものの、プログラムの流れを崩すことなく、その後の4回転サルコー、トリプルアクセル+2回転トゥループ、3回転ループ、後半から4回転+3回転トゥループ、4回転トゥループ+オイラー+3回転サルコー、トリプルアクセルをすべて成功させ、FS221・05点を獲得し、総合322・36点で優勝を決めた。

 圧巻の演技で優勝を手にした羽生に、海外メディアからも賞賛の声が後を絶たない。仏メディアの『L'EQUIPE』は「ショートプログラムですでに素晴らしい演技を見せていたハニュウは、フリープログラムでも圧倒的な強さを披露した。オリンピック2連覇の王者は、北京でアメリカのネイサン・チェンとのタイトル防衛に臨む」と述べている。
 
 羽生は2014年のソチ五輪と2018年の平昌五輪で金メダルを獲得。一方、ネイサン・チェンは前回の平昌五輪ではショートプログラムで失敗したものの、フリースケーティングでは1位を獲得し、総合5位となった。

 今年10月に行なわれたフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦アメリカ大会は3位に終わり、同大会5連覇を逃したものの、同月のシリーズ第2戦カナダ大会では1位に返り咲いている。

 大本命のライバルであるチェンはもちろん、全日本フィギュアスケート選手権でFS197・26点、総合295・82点で2位につけた平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨とFS197・26点、総合292・41点で3位でフィニッシュした鍵山優真もメダル候補といえる存在だ。

 来年2月に開幕を迎える北京五輪、羽生とチェンの攻防戦、羽生のクワドアクセル、日本勢の活躍と見どころ満載のフィギュアスケートから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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