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格闘技・プロレス

“最強ホスト”が「漢気を感じた」と驚嘆! ド派手スーツをいとわなかったキングカズの振る舞い「血だらけの僕と――」

THE DIGEST編集部

2022.01.01

真っ白のスーツを着こなして来場したキングカズ。国民的スターである男は、愛息子のライバルにも大らかに振舞った。(C)RIZIN FF

真っ白のスーツを着こなして来場したキングカズ。国民的スターである男は、愛息子のライバルにも大らかに振舞った。(C)RIZIN FF

 地下格闘技大会(アマチュアキックボクシング)で8戦7勝(5KO)のキャリアを引っさげてRIZINに殴りこんだYUSHI(Potencial GYM)は、「早い段階でKOしたい」と互いにプロデビュー戦となった三浦孝太(BRAVE)からの勝利を狙った。

 しかし、結果は1回TKO負け。元サッカー日本代表の三浦知良の次男である19歳に、痛恨のサッカーボールキックを被弾して力なく敗れた。注目度の高さから勝っていれば、RIZIN戦線で飛躍できるチャンスだっただけに、「悔いが残る。もっと強くなりたい」と唇をかみしめた。

 もっとも、YUSHIは「幸せだった」とも語る。彼が何よりも舌を巻いたのは、国民的スターの振る舞いだった。リングサイドに真っ白のスーツというド派手なコーディネートで陣取った“キングカズ”が「試合前に見えて、ちょっと気になっていた」という33歳は、声高に続けた。
 
「試合後に、向こうは白いスーツを着ているのに、血だらけの僕とハグしてくれた。その漢気のカッコよさみたいなものを感じましたね。やっぱり国民的スターになる人のカッコよさを直々に感じさせてもらった。それは貴重な経験でした。ああいう風にしてもらえたことが嬉しかった」

 自身の高価なスーツが汚れようとも、何よりもリスペクトを重んじる――。そんなキングに刺激を受け、「夢の舞台に自分が立てているっていうことの幸せをかみしめた」と“最強ホスト”は、「負けたままでは終わるのはカッコ悪い」とリベンジを誓った。

取材・文●羽澄凜太郎(THE DIGEST)

【動画】キング級の渾身キック! YUSHIを打ち破った三浦孝太のKOシーンをチェック
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