格闘技・プロレス

韓国キック界の猛者が“ツヨカワクイーン”を撃破! 大晦日で注目の「日韓対決」で歓喜の金星

THE DIGEST編集部

2021.12.31

RENAとの攻防戦を制したパク・シウ。終始、クレバーな闘いだった。(C)RIZIN FF

 韓国格闘界の猛者が、"ツヨカワクイーン"との日韓対決を制した。

 12月31日にさいたまスーパーアリーナで行なわれた「RIZIN.33」で、RENA(シーザージム)と韓国キック界の逸材パク・シウ(KRAZY BEE)と女子MMAルール(リミット50.0キロ、5分×3回)で対戦。冷静な試合運びを見せた後者が白星を飾った。

 互いに相手の出方をうかがうような展開が続いた。緊張感が漂ったなかで攻勢に出たのは、パク・シウだった。持ち前の身体の強さを利して組みにいくと、相手が得意とする打撃を封じて主導権を握る。2回途中には鮮やかにテイクダウンも奪った。
 
 ほとんど息つく間もなく繰り出される猛攻を前に守勢に回ったRENA。決定的なダメージこそ許さなかったが、執拗に組み付いてくる眼前の相手に反撃の隙は見いだせず……。もどかしいまま、刻一刻と時が過ぎていった。

 疲労の色が出始めるなかでも集中力を持続させた両者。やや焦りを見せるRENAに対し、パク・シウは最後まで決定的な一打は許さない。終始クレバーな試合運びで3ラウンドを闘い終えた。

 試合終了の瞬間、互いに勝利を確信して拳を突き上げた。しかし、判定の結果、3-0のフルカウントでパク・シウが勝利。RIZINで豊富な経験を誇るRENAから金星とも言える白星を手にした。

構成●THE DIGEST編集部