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フィギュア

羽生結弦に続きアメリカでも4A挑戦の選手が話題に!3年ぶり競技復帰も「史上初の歴史を作ろうとした」と現地記者も熱視線

THE DIGEST編集部

2022.01.11

全米選手権でドミトリエフが4回転半に挑戦し話題を呼んでいる。(C)Getty Images

全米選手権でドミトリエフが4回転半に挑戦し話題を呼んでいる。(C)Getty Images

 日本のアイスプリンス羽生結弦が挑戦して話題になったクワドアクセル(4回転半ジャンプ)。この前人未到の大技に挑む選手がアメリカにもいた。

 現地時間1月9日、テネシー州のブリヂストンアリーナで開催されたフィギュア全米選手権男子シングルのフリースケーティング(FS)で、膝の治療に加えロシアからアメリカへの国籍変更のペナルティ期間を経て3年ぶりに競技復帰したアルトゥール・ドミトリエフが冒頭のジャンプで果敢に挑戦したのだ。

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 ショートプログラム(SP)62.40点で12位と出遅れた29歳は、1本目のジャンプで勢いよく助走をとり踏み切った。結果はアンダーローテーションで基礎点10からGOEマイナス5を引かれた「5点」。FS120点を記録し、合計183.01点で11位で終えた。

 昨年12月の全日本選手権で羽生が4回転半ジャンプに挑戦したことで注目を集めたが、ドミトリエフが同技に挑んだのは、実は今回で3回目だった。未だ競技会での成功者がでないほど難しく、米ベテランスポーツ記者のフィリップ・ハーシュ氏は「競技会でクワドアクセルを成功させる史上初の歴史を作ろうとした」と伝えた。
 
 ハーシュ記者によれば、ドミトリエフは試合後には「3年ぶりに戻ってきて、4Aに挑戦出来て嬉しく思う」と喜びを口にしたうえで、「私の身体はスケートし全てのジャンプを跳び非常に疲れました。以前の力を取り戻すために理学療法をたくさん受けました。この期間に感謝しています。3年前よりずっと若く感じる」とコメントした。

 果たしてアメリカ国籍に変更したスケーターは4回転半ジャンプを成功させるだろうか。日本のエースの動向とともに注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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