現地時間1月12日、エストニアのタリンで開幕するフィギュアスケートの欧州選手権。北京五輪を前に欧州各国から集まった選手たちがしのぎを削る同大会で一際注目を集めているのが、ロシア女子の新星カミラ・ワリエワだ。
今季シニアデビューした15歳は、ここまで試合毎に世界最高得点を更新するなど強烈な印象を残している。昨年末に行なわれたロシア国内選手権では、合計283.48点と異次元の数字を叩き出し初優勝。ISU国際スケート連盟非公認の記録ながら、自らが今季塗り替えてきた歴代最高得点を10点以上も上回ったのだ。
国内選手権のフリースケーティング(FS)では名曲「ボレロ」に乗せ、トリプルアクセル1本、4回転3本と難度の高いジャンプをいとも容易く跳んだ。さらに15歳は、滑らかなスケーティングでステップやスピンも全てレベル4を獲得。演技構成点は演技力、構成力、音楽の解釈と5項目中3つで10点満点を揃えてみせたのだ。
驚異的なパフォーマンスを披露する彼女には今や世界中のメディアが注目する。以前ワリエワの振付を担当していたマリヤ・カスモワ氏は、「これまで多くの有名スケーターがボレロを美しく演じてきた。だけど『まだボレロをやるのは早い』ってどういうこと?」とロシアのスポーツ専門局『Match TV』の取材でコメントを残していたと、ロシアメディア『kp.ru』が伝えている。
「このプログラムでカミラがどの様に強くなったか見ることが出来る。彼女はこれまで感情を出すのを恐れていたけど、それが少し出せるようになった。今は感情表現力と技術力が同じレベルだね」
元振付師は、「誰がなんと言おうと、カミラは自身のやり方でボレロを披露したことを受け入れないといけない」とこの作品と音楽によって才能が開花したと強調。これまでアイスダンスのジェーン・トービル&クリストファー・ディーン組をはじめ、数々のスケーターが挑戦してきたボレロだが、同メディアは「そんな偉人らにワリエワは肩を並べた」と評した。
欧州選手権を前に早くも注目を集めるルーキー。無限大の可能性を感じさせる彼女のパフォーマンスから目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】高難度ジャンプもお手のもの! ワリエワ、トゥルソワら北京冬季五輪を席巻しそうなロシア女子フィギュアスケーターを特集!
今季シニアデビューした15歳は、ここまで試合毎に世界最高得点を更新するなど強烈な印象を残している。昨年末に行なわれたロシア国内選手権では、合計283.48点と異次元の数字を叩き出し初優勝。ISU国際スケート連盟非公認の記録ながら、自らが今季塗り替えてきた歴代最高得点を10点以上も上回ったのだ。
国内選手権のフリースケーティング(FS)では名曲「ボレロ」に乗せ、トリプルアクセル1本、4回転3本と難度の高いジャンプをいとも容易く跳んだ。さらに15歳は、滑らかなスケーティングでステップやスピンも全てレベル4を獲得。演技構成点は演技力、構成力、音楽の解釈と5項目中3つで10点満点を揃えてみせたのだ。
驚異的なパフォーマンスを披露する彼女には今や世界中のメディアが注目する。以前ワリエワの振付を担当していたマリヤ・カスモワ氏は、「これまで多くの有名スケーターがボレロを美しく演じてきた。だけど『まだボレロをやるのは早い』ってどういうこと?」とロシアのスポーツ専門局『Match TV』の取材でコメントを残していたと、ロシアメディア『kp.ru』が伝えている。
「このプログラムでカミラがどの様に強くなったか見ることが出来る。彼女はこれまで感情を出すのを恐れていたけど、それが少し出せるようになった。今は感情表現力と技術力が同じレベルだね」
元振付師は、「誰がなんと言おうと、カミラは自身のやり方でボレロを披露したことを受け入れないといけない」とこの作品と音楽によって才能が開花したと強調。これまでアイスダンスのジェーン・トービル&クリストファー・ディーン組をはじめ、数々のスケーターが挑戦してきたボレロだが、同メディアは「そんな偉人らにワリエワは肩を並べた」と評した。
欧州選手権を前に早くも注目を集めるルーキー。無限大の可能性を感じさせる彼女のパフォーマンスから目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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