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ネイサン・チェンが羽生結弦の4Aに「本当に惜しかった」と見解!「ユヅは僕の目標」世界王者が明かす“ライバルへの想い“

THE DIGEST編集部

2022.01.12

ネイサン・チェン(左)が羽生結弦(右)の4回転半ジャンプについてコメントした。(C)Getty Images

 羽生結弦の4回転半ジャンプ(クワドアクセル)挑戦には、全米選手権で6連覇を果たしたネイサン・チェンも賛辞を贈っている。

 昨年12月に行なわれた『全日本選手権』では、かねてよりこだわり続けてきた前人未到の"4回転アクセル"に挑戦した27歳。日本のスターの公式戦初の試みは、両足着氷と失敗に終わった。それでも五輪連覇王者の意地を見せつけ、2位以下に大差をつけて2年連続6度目の優勝を飾った。

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 一方、チェンは全米選手権に臨んだ。ショートプログラム(SP)は圧巻の115.39点でトップに躍り出ると、フリースケーティング(FS)では2度転倒したものの、伸びやかなスケーティングで総合328.01点を記録し、6連覇を成し遂げた。
 
 国内選手権でトップに立ち北京五輪の代表権を勝ち取ったふたり。米専門メディア『Anything GOEs』によれば、代表発表後の会見でチェンは全日本選手権の羽生の演技を鑑賞したことを明かした。チェンは「そこには素晴らしい才能があった。ユヅは自分のやり方でこのスポーツを推し進めていて、4Aは本当に惜しかった」と称えたうえで、ライバルへの想いを明かした。

「ユヅと大会で戦うずっと前から、彼は僕の背中をたくさん押してくれている。彼は僕の目標なんだ」

 世界選手権3連覇中の22歳と五輪連覇王者の27歳が北京で雌雄を決する。果たしてどちらに軍配が上がるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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