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「議論の余地なき王が引退」内村航平の“決断“に欧州メディアも惜別「体操界が寂しくなる」

THE DIGEST編集部

2022.01.12

引退を発表した内村。世界を魅了したキングの決断を各国メディアも惜しんでいるようだ。(C)Getty Images

引退を発表した内村。世界を魅了したキングの決断を各国メディアも惜しんでいるようだ。(C)Getty Images

 体操界のキングの決断は、世界で伝えられている。

 2012年のロンドン五輪、2016年のリオデジャネイロ五輪で個人総合連覇を成し遂げた体操男子の内村航平が、現役引退を発表した。体操界をけん引してきたレジェンドが、そのキャリアに終止符を打つ。

 種目別鉄棒で出場した東京五輪では、予選でまさかの落下となり、3大会連続のメダルは実現せず。大会後、「見せられる夢はここまでかな」と引退をほのめかした。

 それだけに、正式な引退発表を驚きのニュースとは受け止めていないメディアも少なくない。ただ、「美しい体操」で世界を魅了してきた内村が去ることを惜しむ声が絶えないのは当然だ。
 
 内村の引退を伝えたのは、世界を代表する通信社やアメリカ・メディアだけではない。イタリアでは、『OA sport』が「史上最高の体操選手のひとりのキャリアが終わった」と報道。『GINNASTICANDO』は「体操界が寂しくなるだろう。コウヘイ、あなたのことが恋しくなるのは確かだ」と伝えている。

 また、「コウヘイ・ウチムラがもう終わりと言った。レジェンドの引退」と報じた『VIRGILIO』は、「体操界はレジェンドに、2度の五輪であらゆる個人競技に勝利した現在唯一の史上最強アスリートに別れを告げることになった」と惜しんだ。

 ほかにも、スイス『RSI』は「体操界で長きにわたって議論の余地なき王だったコウヘイ・ウチムラが引退を発表した」と、内村が長年圧倒的な存在だったことを添えて引退を報じている。

 内村は近日中に会見で引退について語る予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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