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15歳ワリエワ、 “世界最高”90・45点でSP首位発進! 2位ヘンドリックス、3位トゥルソワ。シェルバコワは4位に【フィギュア欧州選手権】

THE DIGEST編集部

2022.01.14

驚異的な記録を打ち立てたロシアのワリエワ。(C)Getty Images

 現地時間1月13日、エストニアのタリンでフィギュアスケートの欧州選手権が2日目を迎え、女子シングルのショートプログラム(SP)が行なわれた。

 SPで首位に立ったのは、ロシアの15歳、カミラ・ワリエワ。プログラム冒頭のトリプルアクセルを両手上げで飛び上がって成功させると、次の3回転フリップも両手上げで着氷。後半の3回転ルッツ+3回転トゥループでは、ルッツで両手を上げ、難なく降りた。

 技術点に加え、演技構成点においても高い評価を得ている。パフォーマンスと音楽表現の項目ではジャッジ4名が10点満点つけ、結果、国際スケート連盟(ISU)公認大会における女子シングル最高スコアである90・45点を叩き出し、首位でスタートを切っている。

【動画】SPでワリエワが決めたトリプルアクセル! GOE3・54点がついた美しい着氷にも注目
 そして2位につけたのは、グランプリ(GP)シリーズの第3戦、イタリア大会で銅メダルを獲得したベルギーのルナ・ヘンドリックス。ワリエワの後の最終滑走というプレッシャーのかかるなか、着実にジャンプを決めた。3回転ルッツ+3回転トゥループ、ダブルアクセル、3回転フリップを両手上げでおり、76・25点を獲得している。

 3位はロシアのアレクサンドラ・トゥルソワ。冒頭では果敢にトリプルアクセルを飛んだが、転倒。その後の3回転フリップ、3回転ルッツ+3回転トゥループは着実に決め、75・13点というスコアとなった。

 また、アンナ・シェルバコワは4位発進に。冒頭のダブルアクセル、2本目の3回転フリップは着氷したが、3本目のコンビネーションジャンプの1本目、3回転ルッツで転倒。セカンドに予定していた3回転ループがつかず、69・05点となっている。

 5位はポーランドのエカテリーナ・クラコワ(67・47点)、6位はジョージアのアナスタシヤ・グバノワ(67・02点)、6位はアゼルバイジャンのエカテリーナ・リャボワ(65・47点)と続いている。

 フリースケーティングは現地時間15日に行なわれる。ワリエワのスコアはどこまで伸びるのか、そして4回転ジャンプを複数持つトゥルソワ、安定した演技で上位を狙うヘンドリックス、シェルバコワらの演技合戦は、世界中のフィギュアファンの注目を集めそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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