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フィギュア

ロシア王者のコンドラチュクが王者に! 2位イタリアのグラッスル、3位にラトビアのヴァシリエフス【フィギュア欧州選手権】

THE DIGEST編集部

2022.01.15

優勝したコンドラチュク(中央)は18歳、2位のグラッスル(左)は19歳。ランビエール門下のヴァシリエフス(右)はSP6位から巻き返した。(C)International Skating Union

優勝したコンドラチュク(中央)は18歳、2位のグラッスル(左)は19歳。ランビエール門下のヴァシリエフス(右)はSP6位から巻き返した。(C)International Skating Union

 現地時間1月14日、エストニアのタリンでフィギュアスケートの欧州選手権が3日目を迎え、男子シングルのフリースケーティング(FS)が行なわれた。

 2日前に行なわれたショートプログラム(SP)ではロシアの3人が表彰台を独占。4位以下の選手たちのフリーでの巻き返しが注目された。
 
 欧州を制したのは、SP99.06点で2位につけていたマルク・コンドラチュク。国内選手権を制したばかりの18歳は、冒頭4回転トゥループ、トリプルアクセル、トリプルアクセル+2回転トゥループ(1/4回転不足)、両手上げで3回転ループを着氷。後半に4回転サルコー+オイラー+3回転サルコーを降りると、2本目の4回転サルコーを耐え、最後は3回転ルッツ+両手上げの3回転サルコーを成功させ、FS187.50点、総合286.56点で優勝した。

 2位は、SPは5位発進となっていたイタリアのダニエル・グラッスル。プログラム前半に4回転ルッツ、4回転フリップ、4回転ループ+オイラー+3回転サルコー(基礎点15・30+GOE1・65点)、トリプルアクセルを着氷。後半は3回転ルッツ(エッジエラー)+3回転トゥループ、3回転フリップ+3回転トゥループを成功させ、最後の3回転ルッツ(エッジエラー)では氷に手をついたが、落ち着いた演技で182.73点を獲得。総合274.48点で銀メダルを手にしている。

【動画】コンドラチュクがフリーで見せた魂の演技! 4回転サルコー+オイラー+3回転サルコーを披露

 
 そして、SP6位スタートだったラトビアのデニス・ヴァシリエフスがFSで巻き返し、表彰台に乗った。

 プログラム前半で4回転サルコー(1/4回転不足)、トリプルアクセル+2回転トゥループ、トリプルアクセル、3回転ループを決めると、後半も3回転フリップ(エッジエラー)+3回転トゥループ、3回転ルッツ+オイラー+3回転サルコー、3回転ルッツを着氷し、FS181.84点、総合272.08点のパーソナルベストでフィニッシュ。演技後は、ステファン・ランビエールコーチと固く抱き合った。

 99.76点でSP首位発進だったロシアのアンドレイ・モザリョフは、落ち着いた演技を見せつつもジャンプの乱れなどからスコアが伸びず、165.98点、総合265.69点で4位。99.04点でSP3位のエフゲニー・セメネンコもジャンプの抜けなどのミスが響き、FS160.96点、総合260.00点で5位に終わった。

 SPではロシアの3人が表彰台を独占したが、フリーでは4回転ジャンプを含んだ構成で攻めたグラッスル、ヴァシリエフスが逆転に成功。欧州の男子シングルスケーターたちの演技合戦に、会場からは惜しみない拍手が送られた。

構成●THE DIGEST編集部

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