先日、幕を閉じた全日本フィギュアスケート選手権。男子シングルでは、ショートプログラム(SP)、フリースケーティング(FS)ともに圧巻の演技を見せた羽生結弦が連覇を飾り、ソチ、平昌に続く3大会連続の五輪切符を手にした。
【全日本フィギュアPHOTO】羽生結弦が2年連続6度目の王者に。「4A」に挑んだフリー、表彰式での弾ける笑顔や宇野との2ショットなど様々な表情を厳選!
今大会でとりわけ注目を集めたのは、その勝敗以上に4回転半ジャンプ(クワドアクセル)の成否だった。結果としては回り切れずにダウングレード判定となったものの、公式戦初の挑戦で転倒せずに両足着氷。その後は残るジャンプを全て成功させ、非公認ながら今季世界最高スコアの総合322.36点をマークしてみせた。
右足首のけがから復帰したシーズン初戦から、貫録の滑りを見せた羽生。そのパフォーマンスには各方面から賛辞の声が相次いでいるが、同時期のロシア選手権で男子シングルを制した、マーク・コンドラチュクもそのひとりだ。ロシア通信社『RIA Novosti』のインタビュー内容を、同国メディア『R-sport』が伝えている。
記事によると、コンドラチュクは自身が影響を受けたプログラムについて、アレクセイ・ヤグディン氏の『仮面の男』、羽生の『SEIMEI』を選出。「彼らはすべてにおいて完璧」と印象を明かすと、「何十回観ても新しい発見がある。最初は気づかないようなアクセントやちょっとした動作が、やがて感動を引き起こすんだ」と続けた。
また、コンドラチュクが『SEIMEI』を見たのは「12、13歳くらいのとき」だといい、「それが素晴らしいものだと気づいた」とのこと。今回、羽生が挑戦した4Aについては「フィギュアスケートの発展、そして未来だ」と語ったうえで、「もちろん、成功させてもらいたい。頑張ってほしいと願うのみだよ」とエールを送った。
他国のトップスケーターからも尊敬の眼差しが注がれる羽生。はたして来年2月の北京五輪まで、4Aをどこまで完成に近づけてくるのだろうか。アイスプリンスが新たな歴史を刻む瞬間を、世界中のファンが固唾を呑んで見守っている。
構成●THE DIGEST編集部
【全日本フィギュアPHOTO】羽生結弦が2年連続6度目の王者に。「4A」に挑んだフリー、表彰式での弾ける笑顔や宇野との2ショットなど様々な表情を厳選!
今大会でとりわけ注目を集めたのは、その勝敗以上に4回転半ジャンプ(クワドアクセル)の成否だった。結果としては回り切れずにダウングレード判定となったものの、公式戦初の挑戦で転倒せずに両足着氷。その後は残るジャンプを全て成功させ、非公認ながら今季世界最高スコアの総合322.36点をマークしてみせた。
右足首のけがから復帰したシーズン初戦から、貫録の滑りを見せた羽生。そのパフォーマンスには各方面から賛辞の声が相次いでいるが、同時期のロシア選手権で男子シングルを制した、マーク・コンドラチュクもそのひとりだ。ロシア通信社『RIA Novosti』のインタビュー内容を、同国メディア『R-sport』が伝えている。
記事によると、コンドラチュクは自身が影響を受けたプログラムについて、アレクセイ・ヤグディン氏の『仮面の男』、羽生の『SEIMEI』を選出。「彼らはすべてにおいて完璧」と印象を明かすと、「何十回観ても新しい発見がある。最初は気づかないようなアクセントやちょっとした動作が、やがて感動を引き起こすんだ」と続けた。
また、コンドラチュクが『SEIMEI』を見たのは「12、13歳くらいのとき」だといい、「それが素晴らしいものだと気づいた」とのこと。今回、羽生が挑戦した4Aについては「フィギュアスケートの発展、そして未来だ」と語ったうえで、「もちろん、成功させてもらいたい。頑張ってほしいと願うのみだよ」とエールを送った。
他国のトップスケーターからも尊敬の眼差しが注がれる羽生。はたして来年2月の北京五輪まで、4Aをどこまで完成に近づけてくるのだろうか。アイスプリンスが新たな歴史を刻む瞬間を、世界中のファンが固唾を呑んで見守っている。
構成●THE DIGEST編集部