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15歳ワリエワ、3Aで転倒も259・06点で初の欧州女王に! 2位シェルバコワ、3位トゥルソワとロシア勢が表彰台独占【フィギュア欧州選手権】

THE DIGEST編集部

2022.01.16

左から2位シェルバコワ、1位ワリエワ、3位トゥルソワ。ロシアの選手が欧州の舞台で表彰台を独占。(C)International Skating Union

 現地時間1月15日、エストニアのタリンでフィギュアスケートの欧州選手権が4日目を迎え、女子シングルのフリースケーティング(FS)が行なわれた。

 2日前に行なわれたショートプログラム(SP)では、カミラ・ワリエワが90・45点という"世界新"を叩き出し、注目を集めた。

 その15歳ワリエワは、『ボレロ』で演技。冒頭4回転サルコーを着氷するが、続くトリプルアクセルで転倒。続く4回転トゥループ+3回転トゥループは両手を上げて飛び、3回転ループも成功させる。演技後半は冒頭4回転トゥループ+3回転サルコーで、オイラーを挟む予定がミスとなったが、3回転フリップ+3回転トゥループ、3回転ルッツを着氷。FS168・61点、総合259・06点で優勝を決め、同大会初制覇を果たした。

【動画】ワリエワがフリーで見せた4回転サルコー!両手を上げて 高く飛びあがり、難なく着氷
 2位は、SPでジャンプが乱れ、69・05点で4位スタートとなっていたアンナ・シェルバコワ。フリーでは冒頭の4回転フリップを含むノーミスの演技を披露した。3回転フリップ+3回転トゥループ、ダブルアクセル2本を前半におりた後、後半は3回転ルッツ+3回転ループ、3回転フリップ+オイラー+3回転サルコー、3回転ルッツを着氷。FS168・37点、総合237・42点で銀メダルを獲得している。

 SP3位発進となっていたアレクサンドラ・トゥルソワは、4回転ジャンプ5本構成の『クルエラ』で演技。冒頭4回転フリップ、4回転サルコー、ダブルアクセル+3回転トゥループをおりるも、両手を上げて飛び上がった4回転トゥループで転倒。プログラム後半冒頭の両手上げ4回転ルッツも転倒し、4回転ルッツ+オイラー+3回転サルコーは1本目が3回転ルッツの判定となった。だが、最後の3回転ルッツに3回転トゥループを加えるリカバリーでFS159・23点、総合234・36点の3位でフィニッシュした。

 4位はSP2位発進だったベルギーのルナ・ヘンドリックス(FS131・72点、総合207・97点)、5位はポーランドのエカテリーナ・クラコワ(FS137・28点、総合204・73点)が入った。前日行なわれた男子部門ではマルク・コンドラチュクが優勝しており、男女シングルはともにロシアが制するという結果となった。

構成●THE DIGEST編集部

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