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「出場するだけでもある種の勝利」スノーボードの“レジェンド”ショーン・ホワイトが5度目の五輪へ。地元メディアも偉業を絶賛

THE DIGEST編集部

2022.01.17

北京五輪に出場するショーン・ホワイト。5度目の大舞台で、どんな滑りを見せるだろうか。(C) Getty Images

北京五輪に出場するショーン・ホワイト。5度目の大舞台で、どんな滑りを見せるだろうか。(C) Getty Images

 雪上の伝説が、大舞台に戻ってくる。
 
 トリノ、バンクーバー、平昌五輪の金メダリストであるショーン・ホワイト(米国)が現地1月15日、スイス・ラークスで行なわれたスノーボード・ハーフパイプのW杯に出場。平野歩夢、ジャン・シェラー(スイス)に次いで3位に入り、5度目の五輪出場が決定的となった。
 
 現在、一人のみが確定しているハーフパイプ米国代表。この表彰台によって、世界ランキングで米国内2位まで浮上したホワイトは、4つの出場枠に入ることが極めて濃厚になった。
 
 大会の後、自身のインスタグラムを更新したホワイト。表彰台でのシャンパンファイトの動画などとともに「中国に行くんだ!!!」との文面を投稿し、喜びを爆発させた。

 この結果を受け、出身地サンディエゴの日刊紙『San Diego Union-Tribune』は「スノーボードの象徴的存在が米国代表になることはほぼ確実になった」と報じている。
 
 同紙は、「ホワイトが4度目の金メダルを獲る可能性は変わらず、大きくはない」と、平野ら現在の世界トップレベルとの差を冷静に分析。一方で、「35歳という年齢で5度目の冬季大会に出場するだけでも、ある種の勝利である」と、その功績を絶賛した。

 平昌では自身初成功の技で優勝するなど、勝負強さは折り紙付きのレジェンド。昨年12月、北京が最後の五輪になることを表明しているだけに、そのパフォーマンスには熱い視線が注がれそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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