フィギュア

“かなだい”日本勢初の銀メダル!憧れのレジェンドと「一緒に表彰台に上がれて光栄」とライバルらも興奮

THE DIGEST編集部

2022.01.22

全日本選手権に続き四大陸選手権でも銀メダルを獲得した村元/高橋組。(C)Getty Images

 フィギュアスケート『四大陸選手権』のアイスダンスで、結成2シーズン目ながら銀メダルに輝いた村元哉中/高橋大輔組にはライバルからも賛辞が贈られている。

 リズムダンス(RD)では転倒がありながらも2位で折り返した同ペアは、フリーダンス(FD)ではスピンと3つのリフトで最高評価のレベル4を獲得し、109.48点、総合181.48点で2位。日本勢として最高位の快挙を成し遂げた。

【動画】「レジェンドなんだ」と高橋に敬意を示す米国の選手たちをチェック

 元々シングルで活躍した高橋は、2010年のバンクーバー五輪で銅メダルを獲得。この四大陸選手権でも優勝1回を含む4度表彰台に上がるなど、これまで日本男子フィギュア界を盛り上げてきた。2020年に村元とペアを結成しアイスダンスに転向した35歳は、昨年12月の『全日本選手権』では2位に終わり五輪は逃したものの、国際舞台で堂々たる演技を見せたのだ。

 大きな国際試合でシングルとアイスダンスの両種目でメダルを獲ったのは高橋が初めて。今大会で優勝を飾った米国のキャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ組や3位のクリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ組(米国)らも、彼の偉業を称えた。
 
 記者会見で、ポノマレンコは「タカハシと一緒に表彰台に上がれて光栄です」と日本のスターを称賛したうえで、「2010年の大会で初めて彼のスケートを観戦し、惚れたんだ」と語った。今大会でチャンピオンに輝いたパーソンズは、「タカハシはレジェンドなんだ、他に何を言えばいいか…」と言葉を失った。

 さらに、この会見後にメダリストらの間で起きた和やかな一幕をフィギュア専門メディア『Golden Skate』が動画で紹介している。一緒に表彰台に上がった他ペアが「ダイスケにお辞儀をしよう!」と敬ったのに対し、高橋は「いや、いや、いや!」と謙遜した様子を見せた。

 次なる舞台は3月の世界選手権。「ゴールドメダル、表彰台の真ん中に立ちたいという気持ちも芽生えてきている」と更なる高みを目指す村元/高橋組の演技に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【全日本PHOTO】 "かなだい"まさかの転倒も2位発進!小松原組が首位となったアイスダンス・RDを特集!

【全日本フィギュア選手権PHOTO】アイスダンスで鮮烈な魅力を放つ村元哉中・髙橋大輔組を特集!
 
NEXT
PAGE
【動画】「レジェンドなんだ」と高橋に敬意を示す米国の選手たちをチェック