現地時間１月22日、米国コロラド州アスペンで開催されたXゲームのスノーボード・女子ハーフパイプで、北京五輪代表の冨田せな（アルビレックス新潟）が初優勝を飾った。

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　昨年３月の世界選手権では４位と表彰台まであと一歩の所で踏みとどまっていた冨田は、今季のW杯では２位、３位、４位と好調を維持。北京五輪には、妹るきとともに代表内定をさせていた。

　そんな彼女は五輪直前の大舞台で、まさかの転倒スタート。しかし、気を取り直して臨んだ２回目の試技で高さのある技を披露してトップに躍り出ると、３本目の５ヒット目には、空中で板の後ろ端をつかむ「テールグラブ」を入れた横３回転を決めた。

　次々と高難度の技を見せつけた冨田は、昨シーズンの世界選手権で銀メダルのマディ・マストロや銅メダルのケラルト・カステリェトを抑えて、表彰台のトップに上がったのだ。
  　海外の主要大会で初の戴冠とした22歳は自身のTwitterで「X-GAMES優勝しました!! 日本人女子初優勝らしく本当に夢のようです」と喜びを報告したうえで、「手元にあるなんて信じられない…」とメダルをお披露目。間もなく開幕する２度目の五輪に向けては、「少しアメリカに残りこのまま北京へ現地入りします！オリンピックも頑張ります！」と意気込んだ。

　18歳で出場した平昌五輪では８位入賞を果たした冨田。さらなる飛躍を誓う彼女は北京でいかなるパフォーマンスを見せてくれるのか。なお、同競技は予選が２月９日、決勝が10日に開催予定となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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