格闘技・プロレス

カシメロとの“関係修復”へ向けて元プロモーターに動き。母国アナリストも「アドバイスに耳を傾けるべき」と忠告

THE DIGEST編集部

2022.01.30

昨秋から元プロモーターとの確執が続いているというカシメロ。バトラー戦前に和解となるか?(C)Getty Images

 現地時間1月28日にWBOバンタム級1位ポール・バトラー(英国)との次戦スケジュールが決定した同級王者のジョンリエル・カシメロ(フィリピン)。4月23日に敵地であるリバプールで5度目の防衛戦を迎えるが、その前に"ある確執"が問題としてクローズアップされている。

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 かねてからの懸念事項だ。現地時間1月29日、フィリピンの大手テレビ局『GMA Network』は、かつてカシメロのプロモーターとして共闘していたMPプロモーションズのショーン・ギボンズ氏が、バトラー戦前に関係修復を試みているとすっぱ抜いたのだ。

 昨年8月にギジェルモ・リゴンドー(キューバ)に勝利したカシメロだが、そのときから現地メディアではギボンズ氏との不仲が報じられていた。同局によると、これによってカシメロは、コンディショニングコーチのアンヘル・エレディア氏を含むチームと決別したという。
 
 双方の現状をふまえたうえで、同局の記事内ではスポーツアナリストとして活躍するホアキン・ヘンソン氏が「ギボンズとカシメロがメールのやり取りをしている」と明言。今後の共闘についても「カシメロはアメリカに行ってトレーニングし、ギボンズも今度の防衛戦に参加すると言っている」と否定しなかった。

 5度目の防衛戦を迎えるカシメロについてヘンソン氏は、「ナオヤ・イノウエ戦へ王座を守る必要がある」と強調。そのうえでギボンズ氏を「フィリピン人ファイターとコネクションを持ち、良いチャンスを与えてきた実績がある」と高評価。「(カシメロは)彼のアドバイスに耳を傾けるべきだと思う」と持論を述べた。

 WBA&IBF世界バンタム級統一王者として君臨する井上尚弥(大橋)との対決も期待されるカシメロ。当然、今回のバトラーは落とせない一戦となるが、はたしてここからどのような動きを見せるだろうか。ギボンズ氏の動向も含めて今後に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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