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フィギュア

3連覇を目指す羽生結弦の“五輪”に対する意識変化。8年間の言葉から浮かんだ「夢」の着地点

沢田聡子

2022.02.03

ソチ、平昌大会で金メダルを獲得する羽生。今大会は4回転アクセルに挑戦する予定だ。(C)Getty Images

ソチ、平昌大会で金メダルを獲得する羽生。今大会は4回転アクセルに挑戦する予定だ。(C)Getty Images

 羽生結弦が最初に出場した五輪は、2014年ソチ大会だ。当時19歳だった羽生は、初出場で金メダルを獲得した。

 ソチ五輪シーズンの羽生は、前シーズンまで絶対的な強さを誇っており、卓越したスケーティングの技術を持つパトリック・チャン(カナダ)と、グランプリシリーズ3試合(スケートカナダ、フランス杯、ファイナル)で対戦している。羽生は、スケートカナダとフランス杯では敗れたチャンとの差を短期間で詰め、ファイナルではついにチャンを上回って優勝。サルコウとトウループという2種類の4回転を武器にしつつ、演技構成点で優位に立っていたチャンから得た学びを成長につなげることで、ソチ五輪で栄冠を勝ち取った。伸び盛りの勢いを生かしてつかんだソチの金メダルは、羽生が幼い頃から目標としていた五輪連覇へのスタートだった。

 平昌五輪シーズンとなる2017-18シーズンを迎えるにあたり、羽生は「もちろん、連覇したいなという気持ちはあります」と意欲をみせている。「いっぱいいっぱいだった」ソチ五輪シーズンと比較して「自分の道みたいなものが、はっきりしてきた」と自信をにじませた。
 
「間違いなくこの3年間で、ソチよりも成長したといえると思います」

「この3年間でいろいろな事を練習してきたし、今も多種多様な部分をさらに磨いていけるようにしている。そういった意味で、自分のスケートの理想的なものが見えてきているという感じがします」

 NHK杯の公式練習で負傷し、約3か月ぶりの実戦となった平昌五輪では、ジャンプを含むすべての要素が滑らかにつながるショートとフリーを披露し、優勝した。平昌で果たした五輪連覇は、当時23歳の羽生が、ソチ以降高い意識を持ってプログラム全体を磨いてきたからこそ叶った偉業だといえる。
 
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