２月６日、フィギュアスケート団体戦の女子ショートプログラム（SP）で15歳のカミラ・ワリエワ（ROC）が、90.18点のハイスコアを記録。先行していたアメリカを抜き、チームをトップへと押し上げた。

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　初出場とは思えないほど15歳は落ち着いていた。淡い紫の衣装で登場したワリエワは、持ち前の力を遺憾なく発揮しトリプルアクセル、３回転フリップ、３回転ルッツ＋３回転トゥループを完璧に決め、２位の樋口若葉より15.45点上回る驚異的なスコアを叩き出した。

　演技後「とても緊張していました。チーム戦のため、いつもより少し責任を感じていました。今日は自身の喜びのために滑れて、すべての動きをコントロールできたので嬉しかった」（ロシア放送局『Match TV』）とコメントした。
  　同演技はロシア国内でも絶賛の声が相次いでいる。元世界女王のイリーナ・スルツカヤ氏は、国営放送局『Russia１』で、「非常に驚いた。皆が使う洗練されていて、ゴージャスと多くの形容詞があてはまる。少なくとも5年間、国際大会で滑っているかのようだった。ジャンプは非常に自信を持っていて解放され、美しかった。彼女に匹敵するものはない」と賛辞を贈った。

　大先輩もが目を細めるルーキー。この大舞台で披露する今後のパフォーマンスにも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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