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フィギュア

「このふたりがいたから」自己ベスト更新の宇野昌磨、4年間にわたるネイサン・チェン、そして“後輩”鍵山優真への想いを吐露【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.08

ミスはあったものの、団体戦SP以上の好パフォーマンスをみせた宇野。(C)Getty Images

ミスはあったものの、団体戦SP以上の好パフォーマンスをみせた宇野。(C)Getty Images

 2月8日、北京五輪のフィギュアスケート競技、男子シングルの個人戦が開始。ショートプログラム(SP)が行なわれた。

 日本からは羽生結弦、宇野昌磨、鍵山優真が出場。宇野は第4グループの4番手で登場した。SPの『オーボエ・コンチェルト』では、冒頭の4回転フリップをスムーズに着氷。続く4T3Tもおりたが、トゥループで氷に手をついた。最後のジャンプ要素トリプルアクセルはスムーズにおり、先日の団体戦SPで記録した105・46点をさらに上回る自己ベストの105・90点を獲得した。

【北京五輪PHOTO】105.90点で自己ベストを更新し、さらなる高みへ!北京で舞う宇野昌磨を特集!

 ジャンプにミスは合ったものの、フリップのGOE(出来栄え点)が上回り、団体戦で取りこぼしたステップシークエンスもレベル4を獲得した。SPを終えて3位につけた宇野は、演技後のプレスカンファレンスに首位のネイサン・チェン、2位の鍵山優真と共に出席。「団体戦での反省を生かすことができた」と手ごたえを得たようだ。
 

 また、今シーズンからさらに磨きがかかった挑戦への意欲について、オリンピックの場で改めてスケートへの想いを明かしている。

「今年は自分が成長できている実感もあるし、まだまだうまくなりたいと思っている。ただ、今年改めて思ったのは、試合は練習に生きるものにしたい、練習は試合に生きるものにしたい。そう考えるようになってから、自分をより成長させようと思った結果だと思う。

 また、この場にいる優真くんだったり、ネイサン選手、このふたりがいたから、僕にそう思わせてくれた。この4年間ずっとネイサンという存在がいたからこそ、僕もいつか同じ立場で戦える存在になりたいと思った。そして、このままだと優真くんに置いていかれてしまうという焦りもあった。今こうして僕がここに立っていられるのは、このふたりが一番大きな存在だと思います」

 銀メダルを獲得した平昌五輪からの4年間、宇野は苦しい時間を過ごした時期もあった。しかし、間違いなくひとまわり以上大きくなって、このオリンピックに戻って来たといえるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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