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「謝ってもメダルは返ってきませんが…」ジャンプ高梨沙羅が混合団体失格を謝罪「皆んなの人生を変えてしまった」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.08

7日の混合団体戦で、1回目の点数が無効となってしまった高梨。SNS上で苦しい胸の内を明かした。(C)Getty Images

 2月8日、スキージャンプの高梨沙羅が自身のSNSで「日本チームを応援して下さっている全ての皆様」と題して更新。前日の混合団体での失格後、初めて公のコメントを発した。

 7日の混合団体戦で第1グループ、その1回目で103メートルを飛んだ27歳。しかし直後にスーツの規定違反で失格が告げられてしまう。それでも巻き返しを図った日本チームは最終的に4位と健闘。メダル候補と目され、エースとして臨んだ高梨にとってはやはり大きなショックだったようで、率直な気持ちを長文で綴った(すべて原文まま)。

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「今回、私の男女混合団体戦での失格で、日本チーム皆んなのメダルのチャンスを奪ってしまったこと、そして、今までチームを応援してくださった皆様、そこに携わり支えて下さった皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした。私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です」

「謝ってもメダルは返ってくることはなく、責任が取れるとも思っておりませんが、今後の私の競技に関しては考える必要があります。それ程大変なことをしてしまった事深く反省しております」
 
 そしてチームメンバーに対して、「私のせいでメダルを取れなかったにも関わらず、最後の最後まで支え続けてくれた有希さん、幸椰さん、陵侑、そして日本チームのメンバーの皆さま、スタッフの皆さまには感謝してもしてきません。こんな私を受け入れてくれて本当にありがとうございました。この度は本当に申し訳ありませんでした」と感謝の意を示した。

 今大会は、高梨以外にも強豪国のライバルたちがスーツ規定違反で苦しんだ。不運にもそれに巻き込まれる形となった25歳は、「私が言える立場ではない事は重々承知の上で言わせていただけるなら」と書き出し、こう付け加えた。

「どうかスキージャンプとゆう素晴らしい競技が混乱ではなく選手やチーム同士が純粋に喜び合える場であってほしいと心から願います」

 日の丸を背負い、長年エースとして重圧と戦い続けてきた高梨。スキージャンプの魅力を日本のファンに伝えてきたのも、彼女であることに変わりはない。

構成●THE DIGEST編集部

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