日本のスピードスケート界を牽引してきたエースには、かつてのライバルも熱視線を注いでいる。
現地時間2月13日に行なわれる女子スピードスケートの500メートルには、日本代表の小平奈緒が出場する。4年前の平昌大会で金メダルを手にした32歳の王者には、五輪連覇が期待されている。
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もっとも、難敵は少なくない。今季のワールドカップ(W杯)で8戦4勝のエリン・ジャクソン(アメリカ)や、W杯ランク2位のアンゲリナ・ゴリコワ、ソチ五輪銀メダルのオルガ・ファトクリナ(ともにロシア)などの猛者が王座を虎視眈々と狙っている。
平昌五輪後から股関節の違和感に苦しんできた小平。だが、昨シーズンの途中からフィジカル面の強化に再度取り組み、状態は回復傾向にある。それだけに今大会は金メダルを大いに期待できる。
そんな小平に注目するのは、国内だけではない。2010年のバンクーバー、2014年のソチと2大会連続で女子500メートルの金メダルを獲得した元韓国代表のイ・サンファもそのひとりだ。
2019年に現役を退き、今大会は韓国メディアの解説者として参戦中の彼女は、小平の良きライバルとして知られている。前回の平昌大会では、レース直後に氷上で互いの国旗を背負いながら抱き合うふたりの姿が感動と称賛を呼んだ。
そんな韓国スピードスケート界のスターは、現地時間2月8日に韓国内で放送されたバラエティー番組内で、小平との関係について赤裸々に語った。
まず、2019年に小平が自身の持つ世界記録(36秒36)に迫る、36秒39を叩き出した時について、「記録を抜かれると思ったら、あの時は正直言って嫌だった」と語ったイ・サンファは、「けど、それよりも彼女の実力にビックリしたのが大きかった」と回想した。
周囲の喧騒のなかで高め合ってきたライバル関係は、"氷の女王"と呼ばれたイ・サンファのキャリアにとって何よりも重要だった。番組中にMCから「コダイラとの関係が負担になったりしなかった?」と聞かれ、こう切り返している。
「まったく負担にはならなかった。むしろ、私には彼女みたいないライバルが必要だった。成長するための目標を立てるためにもね。だから、周りが描いたような構図を気にすることはなかった」
はたして、韓国の"盟友"が見つめる前で、小平はどのような滑りを見せるのか。興味深く見守りたい。
構成●THE DIGEST編集部
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現地時間2月13日に行なわれる女子スピードスケートの500メートルには、日本代表の小平奈緒が出場する。4年前の平昌大会で金メダルを手にした32歳の王者には、五輪連覇が期待されている。
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もっとも、難敵は少なくない。今季のワールドカップ(W杯)で8戦4勝のエリン・ジャクソン(アメリカ)や、W杯ランク2位のアンゲリナ・ゴリコワ、ソチ五輪銀メダルのオルガ・ファトクリナ(ともにロシア)などの猛者が王座を虎視眈々と狙っている。
平昌五輪後から股関節の違和感に苦しんできた小平。だが、昨シーズンの途中からフィジカル面の強化に再度取り組み、状態は回復傾向にある。それだけに今大会は金メダルを大いに期待できる。
そんな小平に注目するのは、国内だけではない。2010年のバンクーバー、2014年のソチと2大会連続で女子500メートルの金メダルを獲得した元韓国代表のイ・サンファもそのひとりだ。
2019年に現役を退き、今大会は韓国メディアの解説者として参戦中の彼女は、小平の良きライバルとして知られている。前回の平昌大会では、レース直後に氷上で互いの国旗を背負いながら抱き合うふたりの姿が感動と称賛を呼んだ。
そんな韓国スピードスケート界のスターは、現地時間2月8日に韓国内で放送されたバラエティー番組内で、小平との関係について赤裸々に語った。
まず、2019年に小平が自身の持つ世界記録(36秒36)に迫る、36秒39を叩き出した時について、「記録を抜かれると思ったら、あの時は正直言って嫌だった」と語ったイ・サンファは、「けど、それよりも彼女の実力にビックリしたのが大きかった」と回想した。
周囲の喧騒のなかで高め合ってきたライバル関係は、"氷の女王"と呼ばれたイ・サンファのキャリアにとって何よりも重要だった。番組中にMCから「コダイラとの関係が負担になったりしなかった?」と聞かれ、こう切り返している。
「まったく負担にはならなかった。むしろ、私には彼女みたいないライバルが必要だった。成長するための目標を立てるためにもね。だから、周りが描いたような構図を気にすることはなかった」
はたして、韓国の"盟友"が見つめる前で、小平はどのような滑りを見せるのか。興味深く見守りたい。
構成●THE DIGEST編集部
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