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仲間が思わず「上手ッー!」と叫んだ藤澤五月の絶妙ショットが炸裂! ロコソラーレが“王国”カナダを破る【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.11

カナダとの接戦を制した日本。今大会初勝利を飾って次戦以降に弾みをつけた。(C)Getty Images

 現地時間2月11日に、北京五輪の女子カーリングが行なわれ、日本代表(ロコ・ソラーレ)は、過去の五輪で6度の金メダルを誇る「王国」の呼び声もあるカナダ代表と対戦。8-5で今大会初勝利を飾った。

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 前日のスウェーデン戦で5-8と逆転負けを喫していた日本。初白星が欲しいこの日は、不利とされる先行で迎えた第1エンドで1点をスチールに成功。いきなり先手を取ったが、続く第2エンドでは、カナダの大ベテランであるジェニファー・ジョーンズが、エンドのラストショットで絶妙なコントロールを披露。これが見事に決まって2点を奪われてしまう。

 しかし、日本は、成功率85%を超える正確なショットで主導権を掴み返す。第3エンドで、チームメイトが思わず「上手ッー!」と叫んだ藤澤五月の絶妙なショットで2点を奪って勝ち越すと、第4エンドでは2度目のスチールに成功。第5エンドでもスチールで1点を重ね、3点差をつけて前半戦を終える。

 羊羹やスポーツゼリーなどを口にした"もぐもぐタイム"でエネルギーを養った日本は、後半戦もカナダに流れを譲らない。第6エンドに2点を返されたものの、第7エンドでは藤澤の針の穴を通すような繊細なショットで2点を加点。着実にリードを保ちながらゲームを進行していく。

 第8エンドでも接戦のなかで1点を奪われた日本だったが、第9エンドのラストショットで2つのストーンを弾き出すダブルテイクアウトで1点を加点。そして最終エンドでも藤澤が7投目でダブルテイクアウトを繰り出して、カナダの反撃を退けた。

 最終エンドは最後の一投を残したところでカナダが、コンシード(相手の勝利を認める行為)を宣言。日本は盤石の試合運びで今大会初白星を掴んだ。強敵との接戦を制して勢いをつけたチームは、現地時間2月12日にデンマークとロシアとの連戦に挑む。

構成●THE DIGEST編集部

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