２月11日に行なわれたスノーボード男子ハーフパイプで、平野歩夢（TOKIOインカラミ）が３本目に96.00点を叩き出し、悲願の金メダルを獲得した。

　１本目で転倒があったものの、縦3回転・横4回転の超大技“トリプルコーク1440”を成功させ、２本目に２位につけた平野は、３本目で「トリプルコーク1440→キャブダブルコーク1440→ダブルコーク1260→バックサイドダブルコーク1260→ダブルコーク1440」と「人類史上最高難度」と言われるルーティンを完璧に滑り切った。

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　難易度だけでなく、高さもしっかり出した23歳に、海外識者も沸いている。米放送局『NESN』のリポーター、ジョージ・バレクジー氏が「信じられない！」と感嘆すると、ブラジル放送局『TV Globo』のロドリゴ・フランコ記者は、「アユム・ヒラノはショーン・ホワイトの後継者だ」と絶賛した。
  　また米放送局『FOX Sports』のケリー・プライス記者は、「アユム・ヒラノを推しに決めた！ まじヤバい」と興奮気味にレポートし、米ジャーナリストのマーク・ゴットリーブ氏は「ヒラノの最後のランは正気ではなかった」と驚愕した。

　ソチ、平昌大会と２大会連続で銀メダルで終えていた平野。自国開催の東京五輪ではスケートボードで出場し、そこから僅か半年で本職のスノーボードで栄えある金メダルを手にしたのだ。

構成●THE DIGEST編集部

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