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「日本が怒るのも無理はない」中国メディアも平野歩夢に同情。物議のジャッジは「スー・イーミンのときと同じだ」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.13

男子ハーフパイプで金メダルを手にした平野を含め、同種目の採点法に各方面から疑問の声が上がっている。(C)Getty Images

男子ハーフパイプで金メダルを手にした平野を含め、同種目の採点法に各方面から疑問の声が上がっている。(C)Getty Images

 北京五輪のスノーボード男子ハーフパイプで、ついに表彰台のトップに立った平野歩夢(TOKIOインカラミ)。日本人として同競技初の金メダル獲得に国内が沸く一方で、2月11日の決勝で見られた“不可解ジャッジ”が波紋を広げ続けている。

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 世界が注目した決勝では、3度の試技すべてで五輪初の大技「トリプルコーク1440」を決めた平野。1本目はその後の転倒で滑り切れなかったものの、2本目はノーミスの“圧巻ラン”を成功させた。しかしこの時の採点が91.75点と予想以上に伸びず。日本のエースは最終3本目を残して暫定2位とされた。
 
 世界各国で「なぜだ」という声が上がったジャッジには、現地メディアからもブーイングが起こっている。中国のポータルサイト『捜狐体育』によれば、元ソチ五輪代表で解説を務めていたジャン・イーウェイ氏(中国)は、2本目を「95点以上になる」と予測していたなかでの“まさかの低得点”に「驚きを隠せていなかった」という。

 さらに記事内では、今回のジャッジについて「スー・イーミン(中国)のときと同じだ」とも指摘している。今大会の男子スロープスタイルで銀メダルを獲得している彼も、7日の決勝では金メダルに輝いたマックス・パロット(カナダ)のグラブミスが見逃されており、こちらも世界的に論争を巻き起こしていた。

 最後に同メディアが「日本のマスコミが激怒するのも無理はない」と主張した今回の採点問題。平野本人が「競技をやっている人たちはやっぱり命を張って、リスクを背負っているので、そこは選手のためを思って整理させた方がいいし、スルーしない方がいい」と語っているが、改善は見られるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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