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カーリング日本に闘志を燃やす“メガネ先輩”。崖っぷちで迎える日韓戦へ国内メディアは「危機にある」と煽り【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.14

後がない韓国はキム・ウンジョンを中心に日本からの勝利に闘志を燃やしている。(C)Getty Images

後がない韓国はキム・ウンジョンを中心に日本からの勝利に闘志を燃やしている。(C)Getty Images

“メガネ先輩”が燃えている。

 2月14日、北京五輪のカーリング女子1次リーグ第5戦が行なわれ、アメリカと対戦した韓国は6-8で敗戦。通算成績を2勝3敗とした。

 前日に開催された中国戦に5-6と敗れた韓国は、「もう負けられない。勝つための準備をしていく」とアメリカ戦に臨んだ。しかし、2-2で迎えた第6エンドに3点を奪われるビッグエンド(3点以上を取ること)を作られて差を広げられると、その後も相手に渡った主導権を取り戻せずに接戦を落とした。

 文字通り後がない状況だ。14日にダブルヘッダーで日本のロコ・ソラーレと対戦する韓国は、負ければ3連敗でメダル獲得から後退する。それだけに国内メディアでも、日本戦への注目度が高まっている。韓国の日刊紙『Sports Today』は「崖っぷちに立たされたチームは、予選敗退の危機にある」と速報を入れ、ポータルメディア『news1』も「宿命の日韓戦で勝たなければ、4強進出は難しくなる。間違いなく赤信号が灯る」と窮状を伝えた。
 
 そんな韓国のキーマンは、やはり“メガネ先輩”ことスキップのキム・ウンジョンだ。カーリング界でも屈指の名スキップは、平均して90近い%のハイアベレージのショット成功率を誇るが、アメリカ戦では65%と精彩を欠いた。31歳の精神的支柱の現状は、『Sports Today』が、「大きな違いがある。彼女が活きれば、再浮上は可能だ」と伝えるところでもある。

 もっとも、キム・ウンジョンは日韓戦へ闘志を燃やしている。「特別な感情とかはない」としつつも、「最近の対戦を振り返って、日本を最大限に揺さぶりたい」と語っている。

 国内メディアで「日本に勝てば、4強を狙うための足場を固められる。今さら退くところはないという切迫感をもって臨むべきだ」(『Sports Today』)と背中を押されたキム・ウンジョン擁する韓国。そんな彼女たちと4連勝で波に乗る日本がいかに対峙するか。ハイレベルな争いが期待できそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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