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男子ジャンプでも“スーツ違反”か。ドイツ銅メダリストの疑惑写真に「ルールは?」と悲痛な訴えが噴出【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.13

苦戦を強いられながらも、ついに銅メダルを獲得したガイガー。しかし、スーツ規定違反ではとの声が噴出している。(C)Getty Images

苦戦を強いられながらも、ついに銅メダルを獲得したガイガー。しかし、スーツ規定違反ではとの声が噴出している。(C)Getty Images

 去る2月7日に行なわれたスキージャンプの混合団体では、スーツ規定違反で失格者が5名と相次いだ。その余波がいまだ収まらないなかで2月12日に行なわれた男子個人ラージヒル決勝は、違反者がゼロで無事に開催された。

 だが、競技後にポーランド放送局『TVP Sport』は、銅メダルを獲得したカール・ガイガー(ドイツ)が「違反に値する」と指摘。またしても、スキージャンプ競技で小さくない波紋が広がっている。

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 この日の1本目に138メートルでメダル圏内まで4ポイント差の6位につけたガイガーは、迎えた2本目も同距離を飛び、着地もピタリと成功。これで合計スコアを281.3点にまで伸ばし、3位へとジャンプアップしていた。

 だが、『TVP Sport』のフリップ・チザノフスキ記者は、滑り終えたガイガーの太もも周りにゆとりがある点を指摘。自身のSNSで証拠となる写真を添え、「ガイガーさん、見事な変身おめでとうございます! 夜にはミシンの音が上海で聞こえるでしょう」と皮肉交じりに訴えた。
 
 男子選手のスーツで定められているのは、身体に対してプラス1~3センチのサイズ。ところが、チザノフスキ記者の写真を見る限りガイガーは明らかに大きいものを着用している。同競技16位のダニール・サドレーフ(ROC)も、このサイズの違和感に気づき、「ルールは?」とSNSで問いかけ、審判の目をかいくぐった銅メダリストに「良いね!」とコメントした。

 各国ともに浮力を得られるギリギリのラインで戦う同競技。ポーランドメディアの見立てどおりガイガーが失格となっていれば、皮肉にも同国エースであるカミル・ストッフ(ポーランド)が銅メダルを手にしていた。

構成●THE DIGEST編集部

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