注目のライバルマッチは、序盤から熾烈な攻防戦が展開された。
2月14日、北京五輪のカーリング女子1次リーグ第6戦が行なわれ、日本代表のロコ・ソラーレは韓国と対戦。5-10で敗れた。
【PHOTO】北京五輪で輝け!冬のスポーツシーンを彩る「美女トップアスリート」たちを一挙紹介!
日中に行なわれた中国戦に10-2と大勝した日本だが、第1エンドにミスからスチールを許してしまう。それでも第2エンドで、スキップの藤澤五月のラストショットで相手のナンバーワンをはじき出して2点をもぎ取って逆転に成功する。
しかし、1次リーグで2勝3敗と負けられない韓国も意地を見せる。ショット成功率90%台後半を維持した“メガネ先輩”ことスキップのキム・ウンジョンが、第3エンドにダブルテイクアウト(相手の2つのストーンを弾き出すこと)を決めて3点を奪取。続くエンドでもスチールに成功し、1点を加えた。
第5エンドのラストショットで藤澤が難度の高いレイズを決めて1点差に迫った日本だったが、先攻で迎えた第6エンドにミスが出る。藤澤が韓国のナンバーワンをはじき出そうとするも、手前のガードストーンに当ててしまったのだ。そして、直後にラストショットを迎えたキム・ウンジョンに難なくドローショットを決められ、ふたたび3点差とされた。
日本のミスもあって、終盤戦の主導権を握った韓国は、精度の高いダブルテイクアウトを成功させた第7エンドに1点をスチールして確実にリードを広げていった。かたや「なんでも決められる」相手を前に劣勢となった日本は第8エンドに1点を返すも、差を縮めきれず……。2点を取られて10-5となった第9エンド終了後にコンシードを宣言した。
精度の高いショット連発した相手に対し、日本はアイスを読み切れずにミスが目立った。それだけに選手たちも試合内容を悔やむ。試合後のフラッシュインタビューで吉田夕梨花は「相手にやられたというよりもアイスにやられた」と吐露。ただ、「どちらかというとミスを私たちから先にしてしまった」と語った藤澤は「負けの試合の方が学ぶべきことは多い。そこからいかにカムバックできるかが、こういう大会の起点になる」と前を向いた。
連勝は止まったものの、4勝2敗とまだ勝ち星が先行している日本。2月15日に行なわれるイギリス戦では、アイスリーディングを修正できるかが、カギとなりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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日中に行なわれた中国戦に10-2と大勝した日本だが、第1エンドにミスからスチールを許してしまう。それでも第2エンドで、スキップの藤澤五月のラストショットで相手のナンバーワンをはじき出して2点をもぎ取って逆転に成功する。
しかし、1次リーグで2勝3敗と負けられない韓国も意地を見せる。ショット成功率90%台後半を維持した“メガネ先輩”ことスキップのキム・ウンジョンが、第3エンドにダブルテイクアウト(相手の2つのストーンを弾き出すこと)を決めて3点を奪取。続くエンドでもスチールに成功し、1点を加えた。
第5エンドのラストショットで藤澤が難度の高いレイズを決めて1点差に迫った日本だったが、先攻で迎えた第6エンドにミスが出る。藤澤が韓国のナンバーワンをはじき出そうとするも、手前のガードストーンに当ててしまったのだ。そして、直後にラストショットを迎えたキム・ウンジョンに難なくドローショットを決められ、ふたたび3点差とされた。
日本のミスもあって、終盤戦の主導権を握った韓国は、精度の高いダブルテイクアウトを成功させた第7エンドに1点をスチールして確実にリードを広げていった。かたや「なんでも決められる」相手を前に劣勢となった日本は第8エンドに1点を返すも、差を縮めきれず……。2点を取られて10-5となった第9エンド終了後にコンシードを宣言した。
精度の高いショット連発した相手に対し、日本はアイスを読み切れずにミスが目立った。それだけに選手たちも試合内容を悔やむ。試合後のフラッシュインタビューで吉田夕梨花は「相手にやられたというよりもアイスにやられた」と吐露。ただ、「どちらかというとミスを私たちから先にしてしまった」と語った藤澤は「負けの試合の方が学ぶべきことは多い。そこからいかにカムバックできるかが、こういう大会の起点になる」と前を向いた。
連勝は止まったものの、4勝2敗とまだ勝ち星が先行している日本。2月15日に行なわれるイギリス戦では、アイスリーディングを修正できるかが、カギとなりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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