２月15日、北京五輪スピードスケート競技の女子団体パシュート決勝が行なわれ、日本チーム（高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃、押切美沙紀）が２大会連続の金メダル獲得を懸けてカナダと激突。しかし予想外のアクシデントで相手に先にゴールを許し、前回の平昌五輪に続く大会連覇はならなかった。

　ここまでの日本チームは、タイムを競う準々決勝でオリンピック記録となる２分53秒61の好記録を叩き出し、１位通過で次のステージへ。同走した相手国より先にゴールすれば勝ち上がりの対戦方式となった準決勝では、スタート直後から対峙したＲＯＣ（ロシア・オリンピック委員会）を圧倒し、余力を残しながら決勝の舞台へと駒を進めた。
  　そして迎えた頂上決戦、日本は過去２戦と同じく高木美、高木菜、佐藤の“平昌五輪金メダルメンバー”が滑走。終盤までは一糸乱れぬ隊列で相手をリードするも、最終コーナーで高木菜がまさかの転倒。３分４秒45のタイムでフィニッシュし、表彰台の頂点には届かなかった。

　最終結果は金メダルがカナダ、銀メダルが日本、銅メダルにはオランダが輝いた。

構成●THE DIGEST編集部

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