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フィギュア

「あの若さで耐え難い」渦中のワリエワに元五輪女王が同情。ドーピング騒動によって「彼女を見る目が変わってしまった」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.17

ドーピング問題の渦中にいるワリエワ。巨大なプレッシャーを背負う状況にレジェンドが同情している。(C)Getty Images

ドーピング問題の渦中にいるワリエワ。巨大なプレッシャーを背負う状況にレジェンドが同情している。(C)Getty Images

 2月15日に行なわれた北京五輪のフィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)で、82・16点をマークしたカミラ・ワリエワ(ロシアオリンピック委員会=ROC)。大舞台で堂々の首位スタートとなったが、大会期間中に発覚したドーピング問題へのバッシングはまだ弱まる気配がない。

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 その重圧からかリンク上で涙を流すシーンもあった15歳に今回、同情を示しているのが、1984年サラエボ、88年カルガリー五輪の女子シングル金メダリスト、カタリナ・ヴィット氏(ドイツ)だ。ロシアメディア『championat.com』が16日、国営テレビ局『RT』のインタビュー内容を伝えている。

 記事によると、ヴィット氏は「彼女の立場にはなりたくない」と率直な感想を明かしたうえで、「あんなプレッシャーを背負わされるなんて、フェアじゃない」と指摘。また、SPの内容に関しては、「まったくもって到達不可能なレベルだと言わざるを得ない」と称賛を送ったという。
 
 さらに、今回の騒動について「彼女を見る目が変わってしまったことは間違いない」と言及すると、「私にとって彼女は間違いなく被害者だ」ともコメント。「彼女が今どんな思いをしているのか、想像もつかない。あの若さで耐え難いことだろう」と本人の気持ちに寄り添った。

 出場継続こそ認められているワリエワだが、3位以内に入ったとしても表彰式とメダル授与式は実施されない。疑惑の渦のなか、はたして金メダル最有力の逸材はどんな演技を見せるのか。17日のフリースケーティング(FS)では最終滑走に登場する。

構成●THE DIGEST編集部

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