北京五輪スピードスケート女子1000mで悲願の金メダルに輝いた高木美帆。5種目にエントリーした今大会は、通算7レース目となった1000mで、初めて個人での金メダルを手にした。
【PHOTO】北京五輪で輝け!冬のスポーツシーンを彩る「美女トップアスリート」たちを一挙紹介!
今回の五輪では、日本代表を指導するヨハン・デビッドコーチが新型コロナウイルス陽性反応で隔離され、チーム合流が大会10日目まで遅れた。長年ともに歩んできたコーチが大会序盤にチームから離れざるを得なくなり、5種目に挑む高木にとっても大きな不安要素ではあった。しかし、13日目からの復帰を経て、後のレースで師弟の夢が現実のものとなった。
ヨハンコーチの母国でもあるオランダのニュースメディア『Volkskrant』では、「ミホ・タカギが約束を守った。1000mで金メダル」という記事の中で、二人のこれまでの歩みやエピソードなども交えながら、金メダル獲得を伝えている。
記事では「ミホ・タカギは、緊張に負けてしまうことが多かった。だが、木曜日はそうではなかった。27歳の日本人は、1000mの優勝候補であり、それに伴うプレッシャーに耐えた。ついにオリンピック初の個人タイトルを獲得した」として、金メダル獲得を振り返った。
他にも、チームパシュート決勝で最終コーナーまでリードしながら高木菜那が転倒して銀メダルに終わったレースにも触れており、ヨハンコーチによる「失意の後、姉とアヤノ・サトウを励ましたのはミホだった」「彼女は自分だけでなく、大きな責任感を持っている」とのコメントも紹介している。
その上で同メディアは「多くの偉大なスポーツマンや女性は、主に自分自身に焦点を当てているが彼女は違うようだ。彼女はとても気配りができる」と述べており、続けてヨハンコーチの「他人には優しいのに、自分には冷酷だ。彼女は信じられないほど意志が強く、それがトップスポーツでの差になっている。トレーニングは常にハードだ」との言葉を用いて、高木美帆の人間性や競技に対する姿勢を評した。
「タカギとヨハンは強い絆で結ばれている」。記事の中では両者の関係をそう表現している。高木は今大会で、冬季の1大会での日本勢最多となる4個のメダルを獲得したが、この偉業達成、そして5種目への出場という心身ともにタフな戦いにおいて、同じ目標に向かってきた師弟間の絆は大きな支えになったことだろう。
構成●THE DIGEST編集部
【北京五輪PHOTO】スピードスケート女子1000mで金メダル!北京で4つのメダルを獲得した高木美帆の雄姿をお届け
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ヨハンコーチの母国でもあるオランダのニュースメディア『Volkskrant』では、「ミホ・タカギが約束を守った。1000mで金メダル」という記事の中で、二人のこれまでの歩みやエピソードなども交えながら、金メダル獲得を伝えている。
記事では「ミホ・タカギは、緊張に負けてしまうことが多かった。だが、木曜日はそうではなかった。27歳の日本人は、1000mの優勝候補であり、それに伴うプレッシャーに耐えた。ついにオリンピック初の個人タイトルを獲得した」として、金メダル獲得を振り返った。
他にも、チームパシュート決勝で最終コーナーまでリードしながら高木菜那が転倒して銀メダルに終わったレースにも触れており、ヨハンコーチによる「失意の後、姉とアヤノ・サトウを励ましたのはミホだった」「彼女は自分だけでなく、大きな責任感を持っている」とのコメントも紹介している。
その上で同メディアは「多くの偉大なスポーツマンや女性は、主に自分自身に焦点を当てているが彼女は違うようだ。彼女はとても気配りができる」と述べており、続けてヨハンコーチの「他人には優しいのに、自分には冷酷だ。彼女は信じられないほど意志が強く、それがトップスポーツでの差になっている。トレーニングは常にハードだ」との言葉を用いて、高木美帆の人間性や競技に対する姿勢を評した。
「タカギとヨハンは強い絆で結ばれている」。記事の中では両者の関係をそう表現している。高木は今大会で、冬季の1大会での日本勢最多となる4個のメダルを獲得したが、この偉業達成、そして5種目への出場という心身ともにタフな戦いにおいて、同じ目標に向かってきた師弟間の絆は大きな支えになったことだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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