圧巻レースでの金メダル奪取に、日本中が熱狂した。
現地2月16日、北京五輪・スピードスケートの女子1000メートルが行なわれ、日本の高木美帆が1分13秒19の五輪レコードを叩き出して優勝。五輪の個人戦で初となる金メダルを獲得し、夏冬を通じて日本人最多となる通算7つ目のメダルを手に入れた。
居並ぶライバルたちのなかで、高木にとって脅威の存在のひとりとなっていたのが、最終組で滑走したアメリカのブリタニー・ボウだ。2019年3月に1000メートルでマーク「1分11秒61」はいまだ破られていない世界記録で、33歳となったボウも、3度目の五輪で初の個人戦メダルに並々ならぬ意欲を見せていた。
結果は、後半にタイムを伸ばせずに1分14秒61の3位。米メディア向けのインタビューに応じたボウは、「最初の200メートルは最高だったんだけど……。いまは詳しい分析はしないわ。素直に銅メダルを喜びたいの」とコメントした。
そして、優勝した高木について問われると「ミホのパフォーマンスは文句なしで驚異的だった。予想外の出来事はないけどね」と称え、「彼女は大会を通して、常識では考えられない走りを見せていた。私自身、勝つのは当然難しいと覚悟はしていたわ」と正直な想いを明かした。
競技の全日程を終え、平昌五輪・女子団体パシュートでの銅メダルに続き、通算ふたつ目のメダルを獲得したボウ。「金メダルを目ざして全身全霊で闘った。アイスの上にすべてを置いてきたから、いまはゆっくり休むわ」としんみりしつつ、「でも(1000メートルで)世界新記録は出なかったわね。それはまだ私のものよ」と冗談めかして話し、笑みを浮かべた。
構成●THE DIGEST編集部
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現地2月16日、北京五輪・スピードスケートの女子1000メートルが行なわれ、日本の高木美帆が1分13秒19の五輪レコードを叩き出して優勝。五輪の個人戦で初となる金メダルを獲得し、夏冬を通じて日本人最多となる通算7つ目のメダルを手に入れた。
居並ぶライバルたちのなかで、高木にとって脅威の存在のひとりとなっていたのが、最終組で滑走したアメリカのブリタニー・ボウだ。2019年3月に1000メートルでマーク「1分11秒61」はいまだ破られていない世界記録で、33歳となったボウも、3度目の五輪で初の個人戦メダルに並々ならぬ意欲を見せていた。
結果は、後半にタイムを伸ばせずに1分14秒61の3位。米メディア向けのインタビューに応じたボウは、「最初の200メートルは最高だったんだけど……。いまは詳しい分析はしないわ。素直に銅メダルを喜びたいの」とコメントした。
そして、優勝した高木について問われると「ミホのパフォーマンスは文句なしで驚異的だった。予想外の出来事はないけどね」と称え、「彼女は大会を通して、常識では考えられない走りを見せていた。私自身、勝つのは当然難しいと覚悟はしていたわ」と正直な想いを明かした。
競技の全日程を終え、平昌五輪・女子団体パシュートでの銅メダルに続き、通算ふたつ目のメダルを獲得したボウ。「金メダルを目ざして全身全霊で闘った。アイスの上にすべてを置いてきたから、いまはゆっくり休むわ」としんみりしつつ、「でも(1000メートルで)世界新記録は出なかったわね。それはまだ私のものよ」と冗談めかして話し、笑みを浮かべた。
構成●THE DIGEST編集部
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