女子フィギュアスケート界が揺れている。
15歳のカミラ・ワリエワ(ROC)のドーピング陽性を発端に、健康を犠牲にしている若手トップ層の現状が浮き彫りになった。この問題に目をつけた米スポーツ専門誌『Sports Illustrated』のステファニー・アプシュタイン記者は、同国の放送局『PBS NewsHour』の番組に出演し、年齢制限の引き上げを求めた。
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同記者が注目したのは、4種類5本の4回転ジャンプを盛り込んだプログラムで挑んだアレクサンドラ・トゥルソワ(ROC)だ。17日に行なわれた北京五輪のフリースケーティングで、男子シングルで優勝したネイサン・チェン(米国)と同じ量のジャンプをこなした17歳は、関係者やファンの目を引きつけた。
だが、アプシュタイン記者は「4回転5本は男女の体格さを考慮すると、ある意味で乱暴なものだ」と手放しには喜べない様子で、「女性の場合、身体が成長すると4回転ジャンプを着地するのに必要な力がなくなる問題が発生する。年齢を重ねるにつれて、筋肉と脂肪の比率が変わるので」と言及した。
そして軽さが求められるジャンプの健康危害の現状をこう切り込んだ。
「ロシアのスケーターはあまり食べることを許されてないと言っている。ジャンプを決めるために体重を減らすことが重要なため、オリンピック期間中は水さえ飲まない選手もいる」
高難度のジャンプを女性に求めることを「不健康」と断言したアプシュタイン記者は、「もし、若すぎて何をやっているのか分からないようであれば、五輪に参加するべきでない。だから私は18歳に年齢を引き上げることを提案します」と述べている。
ISUによれば、シニア大会の年齢制限引き上げ問題については、6月の総会で話し合う予定となっている。はたして、アプシュタイン記者が切実に訴える通りになるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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15歳のカミラ・ワリエワ(ROC)のドーピング陽性を発端に、健康を犠牲にしている若手トップ層の現状が浮き彫りになった。この問題に目をつけた米スポーツ専門誌『Sports Illustrated』のステファニー・アプシュタイン記者は、同国の放送局『PBS NewsHour』の番組に出演し、年齢制限の引き上げを求めた。
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だが、アプシュタイン記者は「4回転5本は男女の体格さを考慮すると、ある意味で乱暴なものだ」と手放しには喜べない様子で、「女性の場合、身体が成長すると4回転ジャンプを着地するのに必要な力がなくなる問題が発生する。年齢を重ねるにつれて、筋肉と脂肪の比率が変わるので」と言及した。
そして軽さが求められるジャンプの健康危害の現状をこう切り込んだ。
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高難度のジャンプを女性に求めることを「不健康」と断言したアプシュタイン記者は、「もし、若すぎて何をやっているのか分からないようであれば、五輪に参加するべきでない。だから私は18歳に年齢を引き上げることを提案します」と述べている。
ISUによれば、シニア大会の年齢制限引き上げ問題については、6月の総会で話し合う予定となっている。はたして、アプシュタイン記者が切実に訴える通りになるだろうか。
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