２月19日、北京五輪スピードスケート競技の最終種目となる女子マススタート決勝が行なわれ、日本の佐藤綾乃が８位に入賞した。

「予選で（高木）菜那さんが転んでしまって、決勝はその分まで頑張ろうという気持ちがあって。菜那さんにも送り出してもらえたんですけど、２年ぶり（のマススタート）ということもあってなかなか思うようにいかず、難しいなと思いながらのレースでした」とレースを振り返った佐藤。
  　最終コーナーで他国の選手と接触し、失速したことについては「たらればになっちゃうんですけど、あの接触がなければ３位を狙えたとも思うところはあります。でも最後の100ｍ、200ｍがどうというよりは、それまでの15周で自分の下手さだったり、滑りながらレース展開を読めなかった。２シーズン滑ってなかったので、難しいところだったのかなと思いました」と話し、悔やみながらも自身の反省点を挙げた。

　パシュートをともに戦った高木美保、高木菜那、押切美沙紀との絆について「４人の絆は深くて大きくて、私にとって大きな宝物です。その絆が個人個人の強さにつながっていますし、（マススタート）を美帆さん押切さんも応援してくれて」と語った佐藤。「最後は菜那さんと２人で楽しもうと。結果は悔しいものになりましたが、菜那さんだけじゃなくてほかの国の選手とも『頑張ろう』と声を掛け合ったりとか、私としても楽しいレースでした」 と明るく話した。

構成●THE DIGEST編集部

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