北京五輪のフィギュアスケートは全日程が終了し、２月20日には各競技のメダリストらが参加するエキシビションが行なわれている。

　オープニングセレモニーを終えて、選手として最初に登場したのは米国の男子シングル代表ヴィンセント・ジョウ。団体戦ではフリーで演技し、銀メダル獲得に貢献。しかし、個人戦が始まる前の検査でコロナ陽性が発覚し、棄権を発表。以後、隔離され、療養していた。
【北京五輪PHOTO】笑顔とガッツポーズから、コミカルな姿まで。男子フリーを滑り切ったフィギュアスケーターのkiss&cryをお届け！ 　そのジョウが、隔離・療養期間を終えてエキシビションに参加。『Sign of the Times』にのせ、情感たっぷりに氷上を舞った。

　帰って来たリンクではトリプルアクセル、両手上げの３回転ルッツを着氷。伸び伸びとしたスケーティングに想いを込めて演技した。

　最後のポーズの後は天井を見上げ、大きく息をついた。ジョウの次の舞台は世界選手権。さらなる飛躍を誓った21歳が見せる演技が待ち遠しい。

構成●THE DIGEST編集部

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