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「正直、モスクワの想定外だった」露ラブロフ外相はスポーツ界の“ロシア追放”に驚きを隠せず

THE DIGEST編集部

2022.03.03

プーチン大統領(右)の右腕であるラブロフ外相(左)。スポーツ界におけるロシア締め出しに関して、私見を述べた。(C)Getty Images

 ロシア軍によるウクライナ侵攻が世界規模で非難を浴びるなか、スポーツ界でも続々と"制裁"の動きが活発化している。

 IOC(国際オリンピック連盟)がロシアおよびベラルーシの選手、指導者に対して国際大会への参加を禁止するように各競技連盟へ勧告すると、FIFA(国際サッカー連盟)やISU(国際スケート連盟)などが独自の制裁案を公表。ロシア側は「スポーツと政治を混同するな」「ダブルスタンダードだ」「アスリートに罪はない」と猛反発しているが、世界ではスポーツ界の裁定を支持する声が大勢を占めている。

 そんななか、ロシア政府のセルゲイ・ラブロフ外相がこの点について私見を述べた。ウラジミール・プーチン大統領の懐刀である71歳は、中東メディア『Al Jazeera』のインタビューに応え、「スポーツ界の反発についてはどう思うか?」と問われて、次のように返答している。

「西側の制裁に対して準備はしていた。だが正直、モスクワ(ロシア政府)はまさかアスリートやコーチ、文化的なセクターの責任者たちにまでそれが及ぶとは想定していなかった」
 

 ロシア国内では徐々に厭戦ムードが高まっている。そこに加えて、スポーツ界における手厳しい制裁が与えるダメージも計り知れなく大きいはずだ。常に強硬な言動を貫くラブロフ外相だが、どこか歯切れが悪かった。

構成●THE DIGEST編集部

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