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「失敗であり恥ずべき行為です」元五輪金メダリストがパラリンピックの“ロシア除外”に怒りの声明!「世界最強の代表チーム」

THE DIGEST編集部

2022.03.09

これまでも何かと率直な発言が物議を醸してきたナフカ氏。夫はロシア政府の報道官であるペスコフ氏だ。(C)Getty Images

これまでも何かと率直な発言が物議を醸してきたナフカ氏。夫はロシア政府の報道官であるペスコフ氏だ。(C)Getty Images

 ロシア・フィギュアスケート界のカリスマが、IPC(国際パラリンピック委員会)の裁定にモノ申した。
【関連画像】2006年トリノ五輪、金メダルを手に微笑むタチアナ・ナフカ

 現地時間3月2日、IPCはロシアとベラルーシ選手団の北京パラリンピック出場に関して「中立的な立場での個人参加」を認めると発表した。だが、その翌日に事態は急転する。

 他の代表選手団から続々と裁定への抗議声明が届き、ボイコットを示唆する動きに加え、選手村でのロシア選手に対する差別的な扱いも顕在化。アンドリュー・パーソンズ会長は急きょ会見を開き、ロシアとベラルーシの両選手団を大会から除外する苦渋の決断を下したのだ。

 ロシア国内ではスポーツ界のみならずさまざまな分野の著名人が猛反発し、現地時間の月曜日にパラリンピック選手団が無念の帰国を果たす映像が流れると、その傾向にさらなる拍車がかかった。女子フィギュアスケート界の大物で、2006年トリノ五輪のアイスダンスで金メダルに輝いたタチアナ・ナフカ氏もそのひとりだ。

 ISU(国際スケート連盟)など各スポーツの国際連盟が相次いで表明した“ロシア追放”に異議を唱えていた46歳は、「昨日、(パラリンピックの)選手団が北京から帰ってきた。私は国際的なスポーツ組織がこのような決断を下すなんて、明らかな失敗であり、スポーツの原則に対する恥ずべき行為だと思います」と断じ、次のように続けた。

「私たちのチームは、世界最強のパラリンピック代表です。なかには8年間もこの日を待ちわびていた選手だっている(編集部・注/前回の平昌パラリンピックは組織的なドーピング違反の裁定で出場人数が大幅に縮小されていた)。そんな彼らから活躍の場と栄光を奪ったのです。組織は“スポーツは政治の外にある”ということを忘れてしまったのですか!」
 

 さらにナフカ氏は、選手たちにエールを贈る。「ひとりの人間として、彼らが可哀そうだと思う。本当に不誠実で醜悪で、スポーツマンシップに反する仕打ちですから。一方で、アスリートの視点で言うなら、私は選手たちはやってくれる、きっと克服してくれると信じたい。モチベーションとインスピレーションを見つけて、もう一度世界にあなたたちが偉大なスポーツスターであることを証明してほしい」と綴った。

 そして最後にあらためて、「みんな、しっかり。国中の誰もがあなたたちの味方ですよ!」と励ました。

構成●THE DIGEST編集部

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