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格闘技・プロレス

“新人”天咲光由は大健闘も「私のせい」と謝罪。QQvs大江戸隊の綱引きマッチはイーブンに【スターダム】

どら増田

2022.03.13

デビュー2戦目はキッドに敗れた天咲。試合後には、謝罪とともに悔しさをにじませた。写真:スターダム

デビュー2戦目はキッドに敗れた天咲。試合後には、謝罪とともに悔しさをにじませた。写真:スターダム

 3月12日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」は、東京・ベルサール高田馬場で『高田馬場』大会を開催。メインイベントでは、クイーンズクエスト(QQ)のリーダーから大江戸隊に寝返った渡辺桃の提案により、遺恨が激化している両ユニットで5対5の綱引きマッチによるシングル5番勝負が組まれた。

【動画】新人を攻め抜いたキッド。天咲は悔いの残るタップアウト負け

 オープニングでは対戦相手、試合順を決める公開抽選が行なわれ、その結果、林下詩美と渡辺桃、レディ・Cと鹿島沙希、AZMと吏南、上谷沙弥と琉悪夏、そして昨日のデビューでQQ入りしたばかりの天咲光由とスターライト・キッドがそれぞれ対戦することになった。天咲はデビューから2日連続でメイン出場だ。

 まず、詩美と桃の興味深いシングルが実現したが、桃のセコンドに付いたのは、欠場中の大江戸隊リーダー刀羅ナツコ。場外から詩美の足を引っ張ったり、レフェリーを惹きつけたるなど、介入を続ける。

 一方、詩美は生まれ変わった桃のラフファイトに苦戦しつつも、赤いベルトを巻いていた自信からか、力強く応戦。最後は、足に凶器を入れようとした桃を阻止し、場外で揉み合っているうちに15分時間切れ引き分けのゴングが鳴らされた。

 続く一戦は、レディと鹿島だ。途中でレディのジャイアント殺法に圧倒されかけた鹿島だが、相手の動きをかなり冷静に見ていたようで、最後はアッパー、ハイキックからのマイエンブレムで貫禄勝ちを収め、大江戸隊が先勝する。

 第3試合は、ハイスピード王者のAZMに吏南がスピード勝負を仕掛けていく。AZMの猛攻にも粘って返すも、最後はあずみ寿司で丸め込まれて3カウントを奪い、QQがイーブンに戻した。

 白いベルトを持っている上谷に琉悪夏が挑んだ第4試合は、琉悪夏のパワー殺法を前にあわやの場面が連続。ナツコも鉄パイプ攻撃で介入するが、最後はネックハンギングをフランケンシュタイナーで切り返した上谷が逆転勝ちを収める。悔しかったのか試合後、琉悪夏はカラーボックスで上谷を殴打した。

 QQの2連勝により、命運はデビュー2戦目の天咲に託されることになった。天咲はドロップキックで奇襲する一方、いろんな意味で絶対に負けられないキッドが厳しい攻撃を仕掛けていく。

 天咲も負けじとドロップキックやエルボーを連打して応戦。しかし、最後はキッドが串刺しのドロップキック、ジャーマンから逆エビ固めを決めにいき、ギブアップしないと見ると、技を解いてテキサスクローバーホールドで締めあげる。これでキッドが勝利を収め、5番勝負は2勝2敗1分けのイーブンに終わった。
 
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