ロシア国営通信社『TASS』は、同メディアが世界フィギュアスケート選手権（３月21～27日／フランス・モンペリエ）の取材から完全に排除されたことを明かした。
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　ISU（国際スケート連盟）はロシアおよびベラルーシの選手団の世界選手権出場を禁じているが、開催国であるフランスはロシア人の入国を制限しており、メディアの現地取材にも門を閉ざしている。それならばと、『TASS』社は記者会見等のオンライン取材の申請を出したところ、ISUのメディアサービスから以下の返答メールが届いたという。

「世界フィギュアスケート選手権の取材申請をいただき、ありがとうございます。残念ながら申請は却下されました。強調させていただきたいのは、ISUの決定は最終的なものだということです。ご理解をいただければ幸いです」

『TASS』社は「ISUはロシアのジャーナリストの取材を認めなかった」と、その事実のみを紹介している。
 
　２月の北京五輪・女子フィギュアスケートでROC（ロシア・オリンピック委員会は）はアンナ・シェルバコワが優勝を果たし、アレクサンドラ・トゥルソワが２位、さらにはドーピング疑惑で揺れるカミラ・ワリエワも４位に食い込んだ。しかしながら今回の世界選手権からロシア勢は除外され、代わってロシア国内ではフィギュアスケート界のスターが一堂に会する「チャンネル・ワン杯」（３月24～27日／サランスク）が開催される予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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